『Volume7』は2008年にWIN用として、 RococoWorksから発売されました。
ブランドこそ代わったものの、 『カタハネ』を手がけたメンバーが『カタハネ』の次に製作した作品になります。
ここ数年で傑作判定をしたノベルゲームが非常に少ないこともあり、『カタハネ』メンバーの新作ということで非常に期待した作品でした。
<感想>
ゲームジャンルはノベル系のADVで、内容的にはSFモノになりますね。
特徴的なのは、主人公とヒロインのカップルが3組あって、それぞれの視点から物語を進行することになる点でしょうか。
途中で切り替える楽しみというより、物語を多角的に表現すると言う意味合いで用いられていますので、ザッピングではなくマルチサイトの色が濃い手法と言えるでしょう。
まず良いところから挙げていきますと、カタハネ同様にRitaさんが歌うOPが凄く良かったです。
このOPは発売前から、そして今でもとても好きです。
さぁ、これからゲームをやるぞって思わずワクワクしてくるような、そんな気持ちが湧き上がってくるようで、掴みとしてもとても良かったと思います。
また、世界設定も非常に凝っていましたね。
SFモノとか設定の変わった作品が好きならば、つい気になってしまうようなゲームでした。
ただね、今回はなまじ設定凝ったがために、かえってその設定に振り回されすぎちゃったのかなぁ~
ちょっと設定が大きくなりすぎて、ライターの手に余る感じになっちゃったんですよね。
ラストは伏線回収に振り回されっぱなしで性急過ぎるし、序盤は世界設定の枠にはめられすぎて、キャラの個性が存分に表現できませんでした。
大雑把な流れで言うと、カタハネよりもだるい部分が更にだるくなり、テンポが上がり始めてからは更に性急になったのです。
カタハネは個人的には傑作扱いでしたが、部分的には若干気になる所もあったわけでして。
その懸念していた部分が、モロに悪い方向で強まってしまった感じでした。
笛さんの絵も、キャラは相変わらず可愛かったです。
でも、これはイベントとの絡みも大きいのでしょうが、1枚の絵として心に訴えかけてくるものが、前回よりも少なかったのかなと。
<評価>
総合的には佳作ってところでしょうか。
見所もあるし致命的に悪い部分もないのだけれど、全体的には普通の作品って感じでしたね。
Last Updated on 2026-10-04 by katan



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