『チャットしようよ!』は、2000年にWIN用として、BLACK PACKAGEから発売されました。
この時期に増えていたチャットを利用した、いわゆるナンパゲーになります。
<概要>
ゲームジャンルはADVになります。
商品紹介・・・
様々なコスチュームに身を包んだ女の子をネットでナンパするアダルト恋愛シミュレーションゲーム。
会話の組み立てに必要な「会話チップ」を作成し、チャットルームで女の子と会話をする。
相手に趣味や性格に合う会話チップで女の子を口説きデートに誘い出す。
<感想>
大雑把にいうならば、90年代前半に流行った、いわゆるナンパゲーになります。
直接会うのではなく、デバイス等を使った間接的という点で、『バーチャコール』とかに近い感じですかね。
ただ『バーチャコール』とは異なり、こちらは相手の姿の見えないチャットを使っている点で、違いがあるといえます。
2000年は、少しずつインターネットが普及し始め、チャットも少しずつ増えていました。
社会的に流行っているとまでは言えないでしょうが、ネットをやっている人に限定していうならば、流行っていたと言っても良いかもしれません。
そういう一部で注目の対象だったチャットを用いた作品は、アダルトゲームの中でもいくつかあります。
というか、チャットが出てくる作品に絞るならば、その多くが2000年の作品ではないでしょうか。
しっかり数えたわけではないので、あくまでも印象レベルでの話でしかないのですが、チャットを使った作品は、なんとなく2000年というイメージがあります。
さて、ここで注目すべきなのが、2000年がどういう年かということです。
すなわち、この年は、アダルトゲームの大半が、ノベルゲーとなった年なのです。
つまり、チャットの出てくるエロゲはいくつかあるけれど、そのほとんどがノベルゲーであることから、チャットをゲームとして活かした作品は、実はほとんどないのです。
本作は、上記の紹介ではSLGとあります。
私は、その構造からADVと分類すべきと考えますが、ノベルゲーしか知らない人がSLGと分類したくなるほどに、ゲーム性を持った作品でもあるのです。
まぁ、SLGというには簡易的すぎるので、あまり期待してはだめなのも確かなのですが、会話チップを使ったチャット部分等、普通のノベルゲーよりはずっと会話の幅もありますし、ゲームとして楽しめる作りなのも確かといえるでしょう。
エロゲユーザーの多くがシナリオばかり着目する流れの中では、この作品に注目し評価する人は多くなかったかもしれません。
ただ、本作を評価している人等を見ていると、泣きゲーだのシナリオゲーだのと騒いでいた当時の初心者ユーザーではなく、本作は、細かい部分の作りにこだわりをもつような人向けの、玄人受けするタイプの作品だったように思います。
本作は、キーボードですべて操作できますし、そういう細かいこだわりなんかも、玄人好みだったのかなと。
なお、個人的には、紹介を見ていた時はキャラが可愛いと思ったのですけどね。
プレイしてみると、思ったほどではなかったかなと思います。
<評価>
総合では佳作としておきます。
私自身は素人っぽい好みをしていること、私自身、当時はノベルゲーに興味が移っていたこともあり、評価は辛めになっているかもしれません。
まぁ、あとは、間接系ナンパゲーの過去作と比較して、チャットに着目した以外の新規性がなく、私の評価が伸び悩んだのはそこが大きいですかね。
もっとも、上記のとおり、本作の出た時期を考慮しつつ、細かい作りやこだわりに気付けるような、そういう見る目のある人ならば、もう少し高く評価していても、何ら不思議ではない作品とも思いますね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2025-01-28 by katan


