『アオイトリ』は2017年にWIN用として、パープルソフトウェアから発売されました。
『アマツツミ』が良かったので、期待したのですが・・・
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
ソレは触れ合うことで相手の不安や恐怖を取り除く力―
力は深い触れ合いになればなるほど効果は強くなっていく。
握手より抱擁、抱擁よりキス、キスよりセックス。
それ故に彼(白鳥律)は学園の少女たちと交わり、「天使」と呼ばれている。
そして今日もまた律の前に一人の少女が姿を現す。
海のあかり、信心深いクリスチャンの少女…
彼女との出会いから、物語は動き出す。
<感想>
ブランド前作である『アマツツミ』が面白かったことから、期待した作品ですね。
本作と『アマツツミ』は直接は関係ないのですが、タイトルも似ていますし、パッケージデザインも似ていますし、それなりに意識された作品なのでしょう。
本作はエロも強調されていることから、アマツツミ+エロによって、前作越えを狙ったというところでしょうか。
ストーリー重視の作品におけるエロ強化は、ひと昔前だとかえって批判されるおそれもあったのですが、最近の傾向であれば、そのようなストーリー重視の作品においても、エロ強化の方向性は間違っていないと思います。
そのため、その点は良かったのでしょう。
ただ、サイトとか見た時点で、前作ほどのこだわりを感じられなかった不安は、悪い意味で的中してしまったのかなと思います。
もちろん、パープルの作品なので、細かい演出であるとか、テキストの表示の仕方とか、そういう過去作からの良い部分は、本作も受け継いでいます。
しかし、肝心のストーリーが、悪い時のパープルの作品に戻ってしまったみたいでした。
なんか、全体として新鮮味を感じないのもありますし、何よりプレイし始めて、なかなか盛り上がってこないわけで、面白いと感じられるまでに時間がかかってしまいました。
昔からのパープルのファンであれば、特に気にならないのかもしれませんけどね。
そうでない人だと、私みたいに感じてしまう人も、少なからずいるのではないでしょうか。
<評価>
総合では佳作とします。
期待が大きかったのもありますが、ちょっと残念でしたね。
まぁ、システムとか演出とかはしっかりしていますし、私は体験版をしない派なのであれですが、体験版をプレイして波長があうなと思った人ならば、その調子で最後まで楽しめる可能性は高いと思いますね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-08-19 by katan