『やりたい放題2 ツーリストをねらえ』は1989年にPC88用として、全流通から発売されました。
やりたい放題シリーズの第2弾ですね。
全国各地に飛び回り、そこで出会った少女をナンパする作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
選択肢を選ぶことで展開が変わり、次の場面に進行します。
つまりは今のノベルゲームと同じ構造ですね。
ストーリーの大まかな流れは前作と同様であり、内容としてはナンパゲームになります。
<感想>
本作は、ナンパゲームである点は前作と同じですが、大きく異なる点もあります。
というのも、前作では1つの街の中だけの話だったのに対し、本作では列車・バス・飛行機などの様々な交通手段を用いて、全国各地を飛び回ることになるのです。
そして、そこで出会った女の子をナンパするわけですね。
何かどこぞのギャルゲーに似たような設定に感じますが、当然こっちが先だったりします。
全流通の作品って、作りこみが甘いために世間での評価が悪い作品も多いのですが、目新しい設定や要素が多く、後に流行ったゲームの元を辿れば全流通みたいなことが多々あるわけでして。
少なくとも、先見の明や発想だけは優れていたように思います。
文句を垂れながらプレイしている人が意外と多いのも、これはどんなゲームなんだろうと、つい期待したくなるような、そんな新鮮さがあったからなのではないでしょうか。
少なくとも私は完成度の高いクローン作品よりも、荒削りでも新鮮さのある作品の方が好きですので、文句を言いつつもこのブランドの作品は好きなんですよね。
また、本作のヒロインは、前作の4人から9人へとボリュームが倍以上になりました。
グラフィックもかなり進化して、結構可愛い子も増えました。
中には小○生もいましたし、全国の有名リゾートが舞台なので背景も頑張っていました。
したがって、長所だけをみれば、名作級の作品だと思います。
その一方で、このシリーズの悪い特徴でもあるのですが、難易度の高さも健在だったわけでして。
いや、むしろグレードアップしました。
終盤のキャラは特に凶悪的なので、総当りのノベルゲームと言われても仕方ないですね。
近年でも『仏蘭西少女』とかが難易度の高さで話題になりましたが、難易度が高ければ良いってものではありません。
ノベルゲーだって場合によっては総当りじゃんって教えてくれた、反面教師的なシリーズでもありました。
<評価>
総合的にはギリギリ良作ってところでしょうか。
良い面も幾つかあったのですが、如何せん難易度が高すぎましたから。
場合によっては佳作もありうるのであり、この難易度をどう捉えるかでも下げ幅は大きく変わりうるでしょう。
本作は、ノベルゲーの選択肢を総当りすることに抵抗なければ結構楽しめるでしょうし、逆に抵抗がある人には、とことん合わない可能性もあったのかなと思います。
ストーリーを追うのではなくナンパしてHが目的のゲームですからね、もっと難易度を下げてくれればと思うと、ちょっと勿体無い作品でしたね。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-07-29 by katan



コメント
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やはり全流通も、美少女ゲームの基盤を築き上げた一角なんですね
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いろいろ欠点があったり、当時のメインユーザーにうける作りではなかったので、世間での評価はあまり高くないですが、このブランドの発想や着眼点は素晴らしく、その後のアダルトゲームやADVを先駆けていたと思います。