レストラン エンパイア

2003

『レストラン エンパイア』は2003年にWIN用として、 メディアクエストから発売されました。

その名の通り、レストランを経営する経営SLGになります。

<感想>

本作の舞台となるのはパリ、ローマ、ロサンゼルスで、そこで最高の5つ星レストランを目指すことになる経営SLGです。

経営SLGも種類がたくさん出てくると何だかお腹一杯に感じがちですが、そういやレストラン経営SLGってのはまだなかったよなと。
身近でありつつ、無縁な世界でもあるだけに、これは気になってしまいます。

さて、肝心の中身なのですが、経営SLGの出来自体は普通の良作レベルなのかなと。
レシピも180種あるし十分に歯ごたえはあるのですが、他のエンパイア系の作品と比べても秀逸とまでは言えないですし。

とはいえ、『レストラン エンパイア』は2つの特徴があります。
1つはグラフィックですね。
本作のグラフィックはフル3Dで表現されています。
SLGでは、まだ3Dが標準とは言えない時期だっただけに、これは長所になります。

昔の私は、経営SLGは数字管理のバランスが肝で、グラフィックは2の次だと思っていた時期もあったんですけどね。
戦略SLGのような爽快さがないジャンルだけに、3Dで見た目も楽しませることは大事だと思います。

もう1つは、ADVモードの存在です。
『レストラン エンパイア』には2つのモードがあり、それが自由に遊べるフリーモードと、キャンペーンモードになります。
キャンペーンモードには18本のシナリオがあるのですが、これがADV仕立てで進行するのです。
本当にSLGが好きな人は、フリーモードで自由に楽しむことを好みがちなので、キャンペーンモードは特に要らないって人も多いと思います。
でも私は、何かシナリオっぽいものがあった方が作品に入っていきやすいですし、そもそもADVが好きなのでね。
こういう形式は非常に嬉しく感じてしまいます。

つまり本作は、私みたいな、ADVとSLGが好きって人向けの作品なんですよね。
最初はキャンペーンモードでシナリオを楽しみながらルールを学び、十分に理解したらフリーモードでしゃぶりつくすと。

<評価>

良作の経営SLGに2点の長所が加わることで、他の経営SLGとは一段異なるステージに達したというところでしょうか。
そのため、総合でも名作とします。

2003年は、お店を舞台にしたノベルゲーが増える等、PCでお店を舞台にした作品が目立った年でした。
そういう意味では、2003年を象徴するかのような作品でしたね。

ランク:A-(名作)


Last Updated on 2025-08-12 by katan

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