『兄嫁』は2002年にWIN用として、セレンから発売されました。
寝取り(NTL)&人妻作品であり、ジャンルを代表する1本でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
「神楽貴史」(主人公)は幼い頃に両親を事故で亡くし、唯一の肉親である兄「神楽智史」に育てられることになった。
当時大学生だった智史は、苦学しながらも貴史を養育し、見事に大学を主席で卒業する。
智史はその後一流商社「忠和物産」に入社し、持ち前の能力を遺憾なく発揮し、多くのプロジェクトを成功に導いた。
一方の貴史は、勉強だけはできるものの、それ以外は兄と比べるまでもないほど劣っている。
その劣等感が積み重なり、今では兄に対して激しいコンプレックスを感じていた。
そんな貴史が智史の母校でもある「明星学園」に進学し、3年生に進級した頃、兄弟の生活に、劇的な変化が訪れた。
それは、兄、智史の結婚。
兄弟が暮らす親が遺したマンションに、新たな家族を迎えることになったのだ。しかも、兄の相手は自分の同級生「常盤美沙」の姉である「美和」。
勝気な美沙とは違い、温和で優しい年上の女性である美和に、ほのかな憧れを抱いていた貴史は、激しいショックを受ける。
そんな貴史の想いをよそに、二人は結婚し、美和は神楽家に入った。
憧れていた女性を手に入れた兄……貴史のコンプレックスはさらに増大し、その憎しみにも似た気持ちは美和にも向けられるようになる。
<感想>
アダルトゲームというからには、様々な属性に対応したゲームが発売されているわけです。
しかしながら、意外なジャンルが結構手薄だったりするわけでして。
例えば寝取り物(NTL)がそうですね。
エロ漫画とか小説とかでは寝取りものってよくあるパターンだと思うのですが、これがゲームとなると驚くくらいに少ないのです。
何故かゲームでは寝取られ物の方が認知度が高いんですよね。
寝取られ物も大好きではありますが、寝取られるのと寝取るのとではやっぱり違いますからね。
何といっても、ベクトルが逆ですし。
寝取られ物の名作は一杯ありますが、寝取り物の名作って本当に少ないです。
完璧な男から女性を奪い取る快感、そこに奪い取られたと知ったときの男の凹み具合が表現されていると、より一層興奮できます。
また、対象となる女性が裏切りに悩む背徳感。
背徳感の要素は寝取られ物でも大事ですが、寝取り物だと更に重要になるかと思います。
それに伴ったことでもありますが、最初は嫌がりつつも次第に堕ちていく様子が丁寧に描写されていれば、こちらの興奮は何倍にも増していきます。
こういう要素を兼ね備えたゲームって、探しても本当にないんですよ。
本作のプレイ前にはあまり意識していなかったのですが、プレイし始めて思ったものです。
これだよ、求めてたのはって。
本作は完璧な兄から兄嫁を寝取る作品です。
ラストでの兄の情けない顔は見事でしたね。
そしてそれ以上に良かったのが、嫌がりつつも次第に溺れていく兄嫁の態度の変化です。
予想外に大当たりでしたね。
この手の属性があるならば、きっと満足できる作品なのではないでしょうか。
かように、背徳感と次第に堕ちていく様子が丁寧に描かれた作品として、本作は素晴らしい作品でした。
もっとも、攻略対象は兄嫁以外にもいるわけでして。
兄嫁の妹で主人公の幼馴染で優秀な同級生でツンデレ。
何かツボを刺激しまくりないろんな属性を兼ね備えていますよね。
これがまた良かったですね。
姉である兄嫁に対してやきもちをやくあたりが、何とも言えません。
ジャンルがジャンルだけにグラフィックも大事になりますが、これまた個人的には好みの絵柄でしたね。
ただ、私的には露骨な萌え絵でない点が良かったのですが、その分逆に当時の流行とは少しずれていたかもしれません。
そういや原画のタカツキノボルさんは、セレンでは兄嫁だけだったんですか。
以後はBL系ばっかみたいだし、そう考えるとアダルトゲームでの氏の代表作と言っても良いのかな・・・
まぁ、そんなことよりも、この絵柄でもっとゲームを見たかったんですけどね。
う~ん、勿体無いな~、ちょっと残念ですよ。
さて、本作は一応ノベル系のADVとなります。
もっとも、部分的に擬似的な調教SLGっぽい要素がありました。
この部分に関しては、一部では評判が悪かったですかね。
調教SLGとしては中途半端で物足りないし、ノベル好きな人にとっては面倒くさいだけでしたから。
ボリュームとゲーム性を増そうとしての導入だとは思いますが、少し裏目に出てしまった感じでしょうか。
それと、本作には主人公を助ける役割で女の先生も出てきます。
私は特には気にならなかったのですが、この先生の声がオバサンっぽいってことで結構不評だったみたいです。
まぁ、女子高生だったら嫌かもだけど、先生なんだしこのくらいで調度良くね?とも思わないでもないですが、一般的にはそういうことらしいです。
翌年にリメイクにあたる『真・兄嫁』が発売されていますが、そういうこともあってか声優が代えられていますし。
<評価>
そういうわけで声にこだわりがある人や、面倒なシステムが嫌な人にはどうかなって気もしますが、属性が当てはまる人にはオススメの1本だと思いますね。
決して大作ではないし粗もある作品なのですが、エロさもあってストーリーも楽しめる寝取り物に特化した作品で、これ以前にもっと面白かったのってとっさに浮かんでこないですしね。
ちょっと何かしら言いたくなるゲームが多い2002年の中にあって、ただ単純に最初から最後まで楽しめたって点でも満足できましたし。
総合では良作としておきますが、ジャンル的には代表作と呼べる作品の1つではないでしょうか。
Last Updated on 2025-03-22 by katan



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