ミニパイくれ~ま~ 文句を言いたいのにおっぱいが感じちゃう

2013

『ミニパイくれ~ま~ 文句を言いたいのにおっぱいが感じちゃう』は、2013年にWIN用として、アトリエかぐやから発売されました。

新チームによる羞恥系ということで、注目した作品でした。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
具体的には簡易マップが表示され、そこから移動先を選択するタイプになります。
どこにキャラがいるかも表示されますので、攻略はしやすいでしょう。

あらすじ・・・
マッサージ機能で胸を大きくするという仕組みの豊胸ブラを販売するのが主人公(南田 啓吾)の務める通販会社なのだが・・・
最近、そのブラにクレームが殺到している。
それは「意味なく場所を選ばずエッチな気分になってしまう!」
妙な噂が広まっては今後のセールスにかかわるので、是が非でも「ブラのせいではなくエッチなあなたの体質のせい!」
という論法で責任を回避する必要がある。
この重要なクレーム処理の責任者として南田は任命されクレーム女性宅に向かうのだった…
こうして、エッチな体質か否かの攻防を繰り返すうちに…
クレーマーたちは淫靡な世界に溺れて行くのだった…

<感想>

タイトル通りの内容であり、ミニなパイの女性陣がクレームをつけてきます。
ある意味バカゲーというのか、いかにもエロゲというのか、クレーム処理に行ったらエロい展開になってしまうと。
こんなクレーム処理なら最高ですねw

もっとも、設定はそんな感じなのですが、雰囲気としては軽いノリのいわゆるバカゲーとも少し異なります。
主人公は社会人ということもありますが、結構おっさんくさいです。
だから若いプレイヤーだと合わない可能性が高まりますが、逆にオッサンプレイヤーだと大丈夫そうな気が。
加えてヒロインの年齢も高めになっていますので、総じてプレイヤーの対象年齢も高めに設定されているのかなと。

18歳以上といいつつ子供向けのような作品よりも、対象年齢が高いことは個人的には嬉しいのですが、もう一つ肝心の内容が伴っていなかったように思います。
つまり何をうりにしたいのかが、シナリオ上からは伝わってこないのですよ。
一応公式ジャンルでは羞恥も含まれており、実際に羞恥系のイベントもあるのですが、量も少なく印象に残らないですしね。
これでは羞恥好きにはもの足りないでしょう。
個人的にも羞恥要素に期待していただけに、ちょっと残念でした。

<グラフィック>

絵柄は基本的に好みなのですが、かぐやのフルプライス作品はアニメーションのある作品も多いわけでして。
しかし本作にはアニメがないので、かぐやの他作品と比べると物足りなさを感じてしまいます。
基本CGも多いわけではないので、代わりにもなりませんし。

<評価>

新チームで露出羞恥にこだわっていくのであれば、個人的には今後も応援したいところなのですけどね。
本作に限って言うならば、全ての面で薄かったなと。
絵が好きな人以外には印象が薄くなるタイプの作品であり、従って総合では凡作としておきます。

まぁ致命的にどこが悪いというのではなく、強いセールスポイントがないために優先度が低くなり、それで評価としては辛くなってしまうのですけどね。
主観的には絵は好みだったし、おっさん臭さを感じさせるテキストは言い換えれば落ち着いていて、下手な厨ニ作品より楽しめます。
だからオッサンプレイヤーで絵が好みで羞恥好きなら、わりと楽しめるようにも思いますけどね。
個人的にも主観だけで語れば佳作くらいに思いますし。

とりあえず好きな属性で好きな絵だけにね、この方向性で今後面白い作品が生まれることを望みたいですね。

ランク:D(凡作)


ミニパイくれ~ま~
DVDソフトミニパイくれーまー

Last Updated on 2024-11-10 by katan

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