『レイプレイ』は2006年にWIN用として、イリュージョンから発売されました。
せっかく良い作品だったのに、変なとばっちりで発売中止になってしまった実に不遇な作品でした。
<感想>
最初は何だこれと思っていたジャンルが、制作陣の熱い情熱と、それを支え続ける根強いファンの存在によって、とんでもない変化を遂げていく場合もあります。
FPS(ファーストパーソンシューター)なんて、最初の頃は、ただ撃つだけのゲームのどこが面白いんだ?、外人は撃つゲーばっか作って芸がないって馬鹿にされたものでした。
それがどうです?
FPSは今では一番熱いジャンルへと進化し、毎年のように名作と呼ばれる作品が続出しています。
私はFPSとかは下手糞なんで、存分に楽しめることは出来ないでしょう。
それ故に、楽しめる人が本当に羨ましくもあります。
閑話休題。
アダルトゲーム市場にも、同じようなことが言えます。
2Dのキャラばかりなこの市場において、90年代の半ばから3Dを用いたゲームも僅かながらに存在していました。
存在はしてましたけどね・・・
正直、これってどんな奴が買うんだ?って首を捻りたくなるほど、酷いキャラばっかでした。
だって、カクカクなんですもん。
私にはあれが、女性には・・・いや、人間にすら見えなかったです。
PC98やWIN95で高度な3Dゲームは難しいでしょうから、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。
メーカーの頑張りは認めたいし期待もしたいものの、やっぱり買う気が失せちゃってたんですよね。
それでも3Dのゲームは途切れることもなく、毎年発売されていました。
作り続けたメーカーも偉いし、購入し応援し続けたファンも偉いと思います。
その成果もあってか21世紀に入ったあたりから、イリュージョンのゲームは多くの人が楽しめそうな感じになってきました。
そしてこの『レイプレイ』です。
もうここまでくると、2Dのキャラと何ら遜色もないですよね。
これは凄くインパクトがありました。
ゲームとしては足りない部分も多いでしょう。
しかし、これはこれで3Dでここまで出来るようになったんだよってことで、私はこれを名作と言う人がいても何ら不思議ではないと思います。
さて少し具体的に見ていきますが、ゲームは一応SLGになるでしょうか。
やや特殊なので、少し説明していきます。
このゲームは3人の攻略対象に痴漢してHに至った後は、いわゆる調教モードになります。
とはいっても、いわゆる調教SLGみたいなのとは異なるわけでして。
ゲームは痴漢(これは痴漢ゲームと同じ仕組みです)とHの繰り返しです。
これを繰り返すことでヒロインらに属性が付加され、反応も変わってくると。
やることはこれだけです。
触ってその反応を楽しむことの繰り返しってことで、考えようによってはADVになるでしょう。
ただ、いわゆるADVとも面白さのベクトルが少しずれるんですよね。
むしろこれは、洋ゲーで言われるシミュレーターに近いのかもしれません。
なのでここではシミュレーターの1ジャンルとして、SLGとして分類しておこうかと思います。
ただ、ジャンル名が何であれ、ゲーム的には単純だし変化にも乏しいので、すぐに飽きると言えば飽きやすい作りではあるでしょう。
ストーリーなんて皆無ですし。
飽きっぽいのは駄目だな~って人には、おそらく向いてないでしょう。
だから凡作と言う人がいても、何ら不思議ではないでしょうね。
しかしグラフィックが最高水準なのは確かです。
360度、あらゆる角度から見渡せるHは本当に圧巻です。
持続力はないけど最大風速は抜群の、台風みたいなゲームなんですね。
この最大風速というか、強烈なインパクトに価値を見出せる人であれば、本作はきっと楽しめるんじゃないかなって思います。
<評価>
確かに単調だし、すぐに飽きはしました。
でもその強烈なインパクトと、新鮮味の薄かった2006年にここまで進化してきたメーカーの頑張り。
私はそこに最大限の賛辞を贈りたいなって思いますね。
どうやら不幸な事故に巻き込まれて発売中止になってしまったみたいですが、それがとても残念で仕方ありません。
このことにめげずに、これからももっと進化していってもらいたいものです。
Last Updated on 2026-02-17 by katan



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