『ゆのはな』は2005年にWIN用として、PULLTOPから発売されました。
冬の田舎を舞台にした物語ですね。
夏の田舎も良いけれど、冬の田舎もそれはそれで雰囲気が良いものです。
<感想>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
それにしても、何とも珍妙な作品でした。
基本的には普通の作品なんだと思います。
可愛いキャラに笑える展開、そしてちょっと感動できる要素。
上手く作れば十分に良作と感じられるだけのパーツはあったと思います。
ただ、本作は「ゆのは」という女の子の神様のために、主人公がお金を稼ぐのが基本的な流れになります。
いわば借金返済ADVなんですね。
問題はそこにあるわけで、バイトしてたまにあるイベントを経つつ金を稼ぐの繰り返しで、ゲームの長さのわりに単調なのです。
構造的にSLGに向いた作りをしていまして、借金返済SLGとして作っていれば、もしかしたらとても面白いものに仕上がっていたかもしれません。
それを強引にノベルの枠に押し込めたものだから、どこか違和感を感じてしまうわけですね。
周りのキャラも、基本的に善人ばかりです。
それだけならほんわか出来るし何の問題もありません。
「ゆのは」は、ちょっと守銭奴っぽく見えるし、やかましいので人を選ぶかもしれないけれど、これはこれで人間味があってありと考えることもできるでしょう。
ただ、両方並ぶと何だか逆だろみたいな、妙な違和感というか、据わりの悪さを感じてしまいます。
1つ1つの要素は大したことはないのかもしれませんが、複数の要素が絡みあうことで、何だかとても違和感のある落ち着かないゲームに感じてしまいました。
冬の田舎を舞台にし、一見すると普通の癒し系なのに、妙なひっかかりがあって、まるで癒されないわけで、本当に不思議な作品でした。
<評価>
まぁ、私はゲームデザイン面などに疑問を感じ楽しめませんでしたが、そういうのが気にならない人は基本的には楽しめると思います。
もっとも、ゆのはは人によってはかなり鬱陶しく感じるキャラですので、事前に体験版でチェックした方が良い作品かと思いますね。
ランク:D(凡作)

Last Updated on 2026-02-08 by katan


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