『マニアックマンション』は1988年にファミコン用として、ジャレコから発売されました。
オリジナルは1987年にルーカスアーツから発売された『MANIAC MANSION』で、本作はそれを日本語化して移植した作品になります。
<感想>
本作はADVの歴史を語る上では外せない1本であることから、ADVの歴史を調べたことがある人とかであれば、プレイしたことはなくても、名前だけでも知っていることでしょう。
多くの名作を生み出したルーカスアーツの最初の作品であり、初めてマウス操作でのプレイを実現した作品。
キャラクターを切り替えることで攻略を進めるという、ザッピングシステムの導入。
本作には斬新なシステムが幾つも導入され、加えてゲームとしての歯ごたえも抜群でしたからね。
本作のオリジナル版が名作と言われるのも当然なのでしょう。
ただ、キャラクターを切り替えるのでザッピングシステムと言えますが、複数の視点から物語を多角的に見るみたいな要素はないので、マルチサイトシステム的な面はなかったです。
この両者はよく混同されるけど別要素なので、一応注意を。
さて、問題はこの作品の日本語版なんですよね。
オリジナル版は海外で大絶賛されましたが、、日本語版については、当時の国内での反応は芳しくなかったと思います。
ぶっちゃけ、クソゲー呼ばわりする人も多かったかと。
それもやむを得ない話で、移植版は操作性が悪くなっていたのです。
そもそもルーカスアーツ作品のシステム自体が、PCでのマウス操作を前提に作ってあります。
これを強引にファミコンのコントローラー操作に当てはめても、当然無理が生じるってものでしょう。
何かやたら面倒くさいのに鬼のように難しい。
そんなイメージばかり出てくるでしょうね。
ましてや、当時のファミコンのユーザーの大半は子供でしょうから、この作品の面白さに気が付くのは難しかったと思います。
<評価>
一応、ランク的には日本語版準拠で考えています。
そのため、かなり辛めです。
とはいえ、日本での一般的な評価に比べれば、むしろかなり甘いかもですけどね。
実際私も、当初は何だこのわけのわからん作品はって思ったし、ファミコンのプレイ層にうけないのも確かでしょうが、改めてみると名作と言って構わないのではないでしょうか。
最初からオリジナルそのものを日本語化したPC版があれば、きっと傑作に感じられたんでしょうけどね。
その点だけは、非常に勿体無かったですね。
ランク:A-(名作)

Last Updated on 2026-05-02 by katan


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