『妖縛奇譚』は2016年にWIN用として、サークル 裏ぴろちゃきから発売されました。
広崎悠意氏による調教SLGシリーズになります。
<概要>
ゲームジャンルは調教SLGになります。
商品紹介・・・
■生贄を育てる心霊シミュレーションゲーム
伝説の残る山村。朽ちた屋敷。背徳感漂う背景で、少女を嬲り続ける。目的は、壊す事。
悪霊は、恐怖と色欲と屈辱にまみれた生贄を欲している。
調教シーンは、常に動いている動画で表現。1280X720、秒間30コマの動画で滑らかに動きます。
ヒロイン二人はフルボイス。動画表現と相まって、臨場感のある調教を演出します。
■闇の気分を盛り上げる伝奇ストーリー
南部隆道に、父親と自分の死を予告するカードが届けられた。
真に受けていなかった道隆だが、予告通りに父親の訃報を受ける。
父親の葬儀のために、時代に取り残されたような山村に帰郷した道隆には、死の恐怖が日ごとに膨らんでいった。
父親が祟り殺されたという話を追ってゆき、廃止された儀式の事を知る道隆……。
それは、大昔の生贄の儀式だった。
<感想>
某所とか、DL版の販売しているところとかを見ると、制作者の名前が挙がっていないのですが、この作品の場合、広崎悠意作品なのだと全面的に推した方が良いと思うのですが・・・
私も、広崎作品だから興味を持ったわけですし。
というわけで、知っている人は知っていると思いますが、本作は、調教SLGの金字塔である「虜シリーズ」を製作した、広崎悠意さんによる調教SLGになります。
本作も、簡単に言ってしまえば、虜シリーズの亜種ですね。
ファンならやって損はしないでしょうし、調教SLGって何かわからないという人は、古さが気にならない人であれば、個人的には虜シリーズからやって欲しいところです。
本作は、ヒロインが生きているかのように動いているので、広崎さんの描くヒロインの肢体のリアルさと相まって、リアリティが更に増していますね。
また、忍び泣くヒロインの声が、とても心地良く、ゲームをしないにもかかわらず起動だけはして、作業用BGM代わりにしていたものですw
本作の特徴を挙げるとするならば、ヒロインには恨まれることと、あと今回はオカルト要素が強くなっていることでしょうか。
オカルト要素が強くなったことは、賛否は分かれると思います。
マンネリになっても仕方ないから、変化を付けるのは良いことだと思う人もいるでしょうし、逆にリアリティが魅力と感じていた人だと、ベクトルが反対だよと思った人もいるでしょうからね。
<評価>
本作のプレイを通じて得ることのできる雰囲気というのは、もはや広崎ゲーだけのオンリーワンなものであり、他のエロゲでは代替できないものだと思います。
そういう意味では意義のある作品ではあるのですが、広崎作品内で更に優れているかとなると、もうひと押し足りないのも確かでして。
したがって、総合でも良作としておきます。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2024-09-08 by katan
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