奪 ENDING ~人の妻、最後まで売ります~

2016

『奪 ENDING ~人の妻、最後まで売ります~』は、2016年にWIN用として、スタジオ奪から発売されました。

奪シリーズ完結編になります。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
奪で仕事を続ける飯島亮介は、ゲンから「仕事の女ばかり抱いてると、勘が鈍っていくぞ」といった忠告を受ける。
確かに奪にくる女性はもう逃げ場がなく、まな板の上の鯉のようなもの。
寝取り趣味を満足させるために、プライベートでアプローチをかけてもいいのではないかと女性を物色。
たまたま目をつけた人妻・柊静音といい仲になる。
時を同じくして、奪の創始者の1人である露口啓司と面会した亮介は、とある人妻を寝取ってみないかともちかけられた。
その人妻・藤代香澄と肉体関係をもつことに成功し、更には奪で客を取らせるようにまでなる。
香澄と静音、2人の女と関係をもちながら、亮介はこれからの自分についてより深く考えるようになっていく。

<感想>

タイトルにもあるように、「奪」シリーズの最終作になります。
シリーズ各作品は直接つながってはいるものの、1作目と2作目とではヒロインが異なりますので、その2作だけであれば、どちらかだけをプレイしても大丈夫なのでしょう。
しかしながら、本作に関しては、シリーズ過去作を前提とした作品と言えますので、先にシリーズ過去作をプレイすることをすすめます。

さて、本作はシリーズ最終作ではあるのだけれど、どちらかと言うとファンディスクに近いような作品になるでしょうか。

まぁ、基本的には過去作とやっていることは同じなんですけどね。
ただ、寝取りに関しては過去作より薄まった感じでもあり、寝取りだけを目的とした場合には少しもの足りないのかなと思います。

今作はシリーズ1作目から登場した愛美にスポットライトをあてています。
したがって、これまでのような人妻を寝取る物語というよりも、むしろ主人公と愛美の物語になっています。
だから、寝取りゲーという観点で見た場合には、今作はファンディスクっぽく感じるのでしょう。

そしてその評価については、人それぞれになってしまうのかなと思います。
愛美ファンであれば、当然評価は高くなるでしょう。
逆に寝取りゲーとして何かを求めるのであれば、今作は内容が薄いとして評価が低くなってしまうと思いますから。

<評価>

愛美との物語を入れることで、シリーズのまとめにしたこと自体は、それはそれで良かったのかもしれません。
ただ個人的には、寝取りゲーとしての新しい側面を混ぜることによって、最後を飾って欲しかったなと。
それがなかったものだから、ものたりなく感じてしまいました。
結局のところ、私自身としては、シリーズ1作目が一番面白かったです。

寝取りものとしての面白さが減ったことから、個人的には満足度の低い作品でした。
そういう意味では、個人的には、プレイしてもしなくても構わない作品だったのかなと。
したがって、総合でも凡作としておきます。

他方で、上述した内容であることから、愛美ファンであるならば、或いはNTLというより一つのシリーズ作品として楽しんで来た人ならば、楽しめる可能性は高まるのではないでしょうか。

ランク:D-(凡作)


DL版
奪 ENDING dl

Last Updated on 2024-09-04 by katan

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