『妻の母 ~傲慢女社長と同居の日々~』は2022年にWIN用として、平安亭から発売されました。
高慢な女性が堕ちていく、このサークルの良さが出た作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・地元ではその名を知らない者は居ないと言われている名家の『本宮家』十七代目当主『本宮 絹恵』は、女性でありながらも本宮家を母体とした地元でも有数の企業グループの最高責任者を務めていた。
冷徹でやり手の女社長絹恵の一人娘『本宮 麻希』と結婚し、本宮家に婿入りした『本宮 護』が絹恵から『ある事』を宣告された事により、この物語の幕が上がる。
プライドの高い名家の女社長の堕ちていく先は……
<感想>
10年代前半までの平安亭は、かなり好きなサークルでした。
特に、PTAの会長とか、人妻社長とか、プライドの高い高慢ちきな女性を扱うのが上手かったんですよね。
一般的にはあまり需要がなさそうなヒロインなので、とてもニッチな属性になってしまうかもしれませんが、色気どころか嫌悪の対象にすらなりかねない熟女を堕としていくところが、何とも言えない魅力を生み出していたのです。
しかし、分割作品を出すようになった頃から、どうもイマイチな作品が増えてしまい、個人的にも、このサークルへの興味が失われていきました。
ただ、本作は久しぶりに女社長がヒロインということで、興味を持った次第です。
本作の主人公には妻がおり、ヒロインはその妻の母になります。
その義母から主人公は毛嫌いされており、跡継ぎとなる子どもができたら、離婚して家を出ていけと言われてしまいます。
最近の恋愛ゲーとかだと、最初からヒロインの好感度が高い作品が多いだけに、ここまでヒロインに毛嫌いされている主人公も珍しいです。
そんな毛嫌いされている状態から、少しずつヒロインを堕としていくわけで、平安亭の作品としては、久しぶりに楽しめました。
<評価>
やっぱり平安亭は、こういった路線が輝いていますね。
高慢な女性社長という設定自体は過去作にもありますので、あまり高い評価にもしにくいかなと思いますので、総合ではギリギリの良作とします。
いずれにしても、主観的にはかなり満足できた作品ですので、平安亭が今後もこの水準の作品を作り続けてくれるのであれば、今後も応援したくなりますね。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-04-20 by katan