淫内感染

1997

『淫内感染』は1997年にWIN用として、ZyXから発売されました。

武藤慶次さんの描くキャラが魅力的で、ZyXの看板タイトルとなった作品でしたね。

<概要>

ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。

あらすじ・・・
城宮総合病院に赴任してきた内科医の坂口晃は、若さと腕の良さで、たちまち看護婦達の噂の的になる。
ある日晃は外科の美人女医御堂江美子が、手術を終えたあとの手術室で自慰をしているところを偶然目撃してしまう。
その妖しい姿が忘れられなくなった晃は江美子が手術を終えた後に異常に欲情する体質であることを知り、江美子が手術をした後の手術室へ行き、江美子と関係を持つ。
江美子は晃とのSEXで今までにない快感を感じてしまい、完全に晃の虜になってしまった晃は江美子との関係を続けてきたが、晃の中の性欲はやがて暴走を始め、自分が気に入った女達を手に入れたいと考えはじめる。

<感想>

PC-98時代のZyXと言えば、『雷の戦士ライディ』シリーズとなるのでしょうが、windows時代の代表作となると、やっぱり『淫内感染』シリーズになりますよね。
原画家として一時期高い人気だった武藤慶次さんの作品としても、このシリーズが代表作となるでしょう。
本作はその記念すべき第1作目となります。

さて、舞台となるのは病院で、ストーリーは看護婦らを次々にレイプしていくというものでした。
まぁ、ありふれていると言えばありふれているのでしょう。
冷静に見ると、かなり強引すぎな展開もありますしね。

でも、何かやみつきになる魅力があったんですよね。
その1つはキャラの可愛さですね。
当時は可愛いキャラで陵辱系の作品自体が少なかったので、それだけで目立ったものです。

加えて、WIN95初期のゲームということもあり、画質も結構綺麗でしたしね。
オマケ程度とはいえ、アニメーションがあったのもプラスになりました。

まぁ、ここら辺は今となっては伝わりにくい部分でしょうね。
武藤慶次さんの絵は当時は凄く可愛く見えたのですが、その後の作品では同じようなキャラばかりで、次第に飽きられていった面もあります。
また、今では陵辱物のゲームに使われるキャラは、可愛い路線や萌え系ばかりです。
当時プレイした人には結構印象深く覚えている人も多いかと思いますが、今から初めてやって面白さが伝わるタイプとは思えないんですよね。

ストーリーもありふれているとは言いましたが、当時堕ちる過程が描かれつつエロさも兼ね備えたゲームは、意外と少なかったのではないでしょうか。

これに先ほどのグラフィックの可愛さやエロさと、主人公の個性的な性格(まだこの時は途中までまともですが)、テキストも比較的テンポよくすすむことも相まって、次第にやみつきになっていったんでしょう。

<評価>

今となっては魅力の伝えにくいゲームではありますが、当時全ての面で標準以上の内容を伴った陵辱物ということで、十分に楽しかったし良作と言えるでしょう。

まさか、後にシリーズとして看板作品にまでなるとは思いませんでしたが、それだけの魅力を兼ね備えた作品でもありましたね。

ランク:B(良作)

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淫内感染

Last Updated on 2024-12-03 by katan

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