『先輩の奥さんに誘惑されて、身も心も寝取る話』は2014年にWIN用として、Animから発売されました。
紅葉-Kさんの人妻キャラがE-moteで動くだけでも、十分に魅力的な作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
内容的には寝取りもの(NTL)ですね。
あらすじ・・・
主人公『一条 海斗(いちじょう かいと)』は入社したばかりの新入社員。
入社して暫く経った春のある日、新入社員たちと共に先輩社員である『風間 竜也』の家に招かれ、美人で快活な妻『亜衣』のもてなしを受ける。
そんな事が度々続いていたある日。
その日は自分一人しか呼ばれず、家に泊まっていくよう勧められる。
するとその夜、隣室に主人公がいるにもかかわらず夫婦の営みが始まる。
先輩の妻・亜衣の壁越しの喘ぎに興奮した主人公は、ついつい夫婦生活を覗き見てしまう。
そして、それを切欠に亜衣から誘惑を受け……。
<感想>
上記のように、内容としては一応寝取りものとなるのでしょうが、主人公は寝取ってやるぜという積極的なタイプではありません。
そもそも先輩がマンネリ防止として、夫婦の営みを後輩に見せようとしたプレイがきっかけでして。
その後、成り行きでHしてしまった二人が、次第に肉欲に溺れていくって感じの話になります。
だから準和姦という言葉があるように、この場合は準寝取りとか、そんな表現の方が良いかもしれません。
もちろん、きっかけはともかくとして、ストーリー自体は全体的には王道の寝取りものですので、特別秀でているってわけではないけれど、普通に楽しめる感じでした。
Animは『もしも用務員のおじさんが催眠を覚えたら・・・』で、立ち絵にE-moteを使用しています。
その作品だけ使用するということもありえたのでしょうが、どうやら違うようでして。
と言うのも、本作にもE-moteが使用されているのです。
これにより、立ち絵も自然な動きになっています。
『もしも用務員のおじさんが催眠を覚えたら・・・』は、抜きゲ初のE-moteという点で意義がありましたが、キャラデザ自体は個人的にはそれほど好きなわけではありませんでした。
好きな絵でE-moteをというのは一つの願望でしたが、本作の原画は紅葉-Kさんでして。
紅葉-Kさんの描く人妻は大好きで、これまでにも何本もプレイしてきましたからね。
そのキャラがE-moteで動くわけですから、自分の願望が一つ叶ったと言えるのでしょう。
本作はHシーンもAEアニメで動きます。
まぁ、全部のHシーンではなく、一部のHシーンだけなので、その点は残念でしたけどね。
それでも全く動かないよりは、ずっと良いでしょう。
つまり本作は、紅葉-Kさんの描く人妻キャラが、立ち絵でもイベントシーンでも動くわけで、もうそれだけで十分に意義があるってものです。
<評価>
フルプライスの作品と比べるとボリュームは少ないですが、本作は1000円ですからね。
倍以上の値段でも元は取れたと思えそうな内容からすると、むしろコスパは良かったのかなと。
フルプライス作品はフルコンプにかかる時間が多かったとしても、抜きゲーではフルコンプする必要のない作品も多いので、キャラ単位で切り離すことのできる作品も多いです。
作品内の全部のキャラが好きというケースも稀ですから、最初から自分の好きなキャラだけという「1ヒロインの超低価格商品」の方が、抜きゲーでは満足度が高まるのかもしれません。
まぁ言うなれば、ある種の抱き合わせ販売を止めることになるので、メーカー側には厳しい方法になってしまうかもしれませんが。
そういう意味では、本作の1ヒロイン1000円というのは、結構な挑戦だったように思います。
というわけで、紅葉-Kさんの絵にE-moteの立ち絵にAEアニメが加わることで、価格に対する満足度は高い作品だと思いますね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-10-16 by katan
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