『聖女ぱにっく -聖女伝説・特別編-』は1986年にPC88用として、コスモスコンピューターから発売されました。
『聖女伝説』の続編になります。
<感想>
ゲームジャンルは、アイコンクリック式ADVになります。
アイコンを選んでからの選択になることから、P&C式と言えるのかは争いがあるところなのでしょう。
まぁ、見方によれば国産のP&C式の先駆けともいえるわけで、好きな人がいてもおかしくはないゲームなんでしょうね。
そういうわけで取り上げざるを得ないゲームではあるのでしょうが、相変わらず中身はそれ程でもなかったです。
本作は、前作である『聖女伝説』の続編であり、前作で取り戻した秘宝ゴールドレディは、実は偽物だったというところから始まりますが、
結局はHをするだけでした。
それと、やっぱりこの時期の画面クリックオンリーは、まだまだきついよなとも思うわけでして。
ましてや本作はアイコンを用いたクリック式なため、手間が倍にかかるわけです。
好きな人は好きなのかもしれませんが、個人的には88時代のアイコンによるクリック式は、魅力以上にストレスを感じてしまい、あまり好きになれませんでした。
やはりこの形式は、マウスが標準装備になって、それでようやく完成するのだと思います。
<評価>
作品としては、いろいろ問題もある作品かもしれませんが、資料的な価値も考慮し、総合では佳作とします。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-04-18 by katan
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