聖奴隷学園2 - ADVGAMER

『聖奴隷学園2』は２０２１年にＷＩＮ用として、Liquidから発売されました。
和泉万夜さんがシナリオに参加しており、過去にはLiquidからも素晴らしい作品を出したこともあることから注目した作品でした。

＜概要＞

ゲームジャンルはノベル系ＡＤＶになります。

あらすじ・・・聖オルキス学園。
この地方の名家である＜東妻家＞が創設した歴史ある女子学園。
近年になって共学化されたが、名門の看板に陰りはない。
東妻家当主が理事長を務める学園には、現在もその娘たちが学園長や学生として籍を置いている。
古くから女系として知られる東妻家、その繁栄はこの先も揺るがないと、誰もがそう思っていた。
だが今、平穏な学園に不穏な影が忍び寄る。
その影の正体は＜西紀家＞。
秘密裏に性奴●を育成し、その売買による利益と人脈で、政財界に大きく根を張る新興の財閥だ。
その西紀家が、東妻家を喰らおうと一人の刺客を放ったのである。
刺客の名は、久我彗。
西紀の血を引く彼は、まだ若いながら、どんな女も極上の性奴●に仕立て上げる腕利きの女衒（調教師）だった。
東妻家は、その正体を知らぬまま、彗を聖オルキス学園の転校生として受け入れてしまい……。

＜感想＞

最近では珍しくなった、フルプライスの陵辱系作品になります。
和泉万夜さんが参加しているものの、特にストーリーで凝った部分があるというわけでもなく、ド直球の陵辱作品といえます。
ヒロインらも一通りの属性が揃っていますので、この手の作品が好きならば楽しめるでしょう。

本作に関していうならば、正直これ以上書くことはないです。
そのため、当初は記事にするつもりもなかったのですが、応援という意味合いも含めて、記事にすることにしました。

というか、そもそも今、陵辱への規制ってどうなっているのでしょうか。
陵辱系の作品は９０年代には一杯ありましたし、売上も良かったものです。
２００９年頃に陵辱への規制が強まり、強引にするのはダメということで、形だけでも同意があるようにした作品が増えました。
つまり、寝取られや催眠の形にすれば、表面上は同意があることから、規制にひっかからないということなのでしょうね。
だから１０年代には寝取られや催眠系の作品の数は増えましたが、本当に描きたかったものは別であるという、なんちゃって寝取られゲーやなんちゃって催眠ゲーが増えただけであり、作品としては中途半端なものが増えてしまいました。
制作側にとっても、プレイヤー側にとっても、あまり好ましい事態とは言えないですよね。

また、プレイヤーの好みも草食系に変化したのか、マゾ向けの作品も増えました。
さらには、何かの属性に特化させたような、小粒の属性特化ゲーが増えていきました。
そうした様々な理由から、特定属性に偏らない、純粋な陵辱系作品は絶滅に近くなりました。
まぁ、同人ゲーを探せばいくつか出てきますが、商業のフルプライス作品は、本当に少なくなりました。
そうした事情をふまえると、本作のような存在は本当に貴重であり、つい応援したくなるのです。