Scarlett ~スカーレット~

2006

『Scarlett ~スカーレット~』は2006年にWIN用として、ねこねこソフトから発売されました。

当時、ブランド最後の作品として話題になった作品でした。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
現在。夏。
どこにでもいる学生だった明人。
なんとなく過ぎる毎日に、何かを変えたいと、学校を中退し目的もなく旅行に出る。
そして、沖縄を旅行中に偶然知り合ったのは、《しずか》だった。
その出会いをキッカケに、今まで憧れに過ぎなかった、非日常の世界へと足を踏み入れる事になってしまう。

<感想>

本作は、ねこねこソフト最後の作品として発売されました。
ブランドの入れ替わりの激しい業界だけに、ブランド最後の作品というのは一杯あるのですが、最初から予告するというのは、あまり例がないような。
そういうこともあり、当時は注目を浴びていたものの、まぁ現在はブランドが復活していますので、今となってはどうでもいいことなのかもしれません。

ここの作品は大抵の作品がそうなのだけれど、グラフィックや演出が良いので雰囲気は抜群だし、オマケが充実していたりしますからね。
仮にある作品が楽しめなかったとしても、今回は楽しめなかったけれど、題材が変われば楽しめるのでは、その時には一気に跳ねるかもと、期待したくなるような魅力がありまして。
本作も同様で、ここはまぁ単に自分の好みってだけかもですが、キャラは可愛いと思うし、また全体として演出を含めた雰囲気作りは良かったように思います。

その一方で、毎回ネックになってくるのがストーリーなんですよね。
もし王道恋愛もので似たようなシーンばかりというのならば、それはある意味お約束を集めたのだから、そういうジャンルとして仕方ないのだとも思えます。
しかしそうでないジャンル、シリアス系だったり、シナリオ重視とか言われるような類の作品で既視感が強いと、どうしても白けてしまいます。
そしてこのブランドの場合、シリアスな作品で、どうにもどっかで見たような話ばかりで、それで楽しめないのです。

本作はジャンルとしてはハードボイルド系の作品であり、シリアスなシナリオ重視に分類されるのでしょうが、今回も上記の例から漏れない作品でした。
それでもこちらの予想を超えてくれば問題はないのでしょう。
しかし、どっかのドラマか小説を見て真似てみたけど、出来が悪くなってしまったラノベのようでして。
主人公の内面描写などが薄いことからプロットだけのように感じやすく、それでいてそのプロットが弱く、都合の良い展開が繰り返されることから、全体として薄く感じてしまうのでしょう。
また特にエロが濃いわけでもなく、エロゲとしての付加価値もないですし。

<評価>

萌えとシリアスが両立すれば、それが理想的なのでしょうが、結局どっちつかずの中途半端な作品に終わった感じでした。

ここの純粋な恋愛ゲーの場合、私はどうも眠くなってしまい、それで楽しみきれません。
できればシリアス路線で楽しめる作品が出てくれた方が、個人的には嬉しいのだけれど、こうしてみると無理なんでしょうね。

純粋な萌えゲーの場合、確かに私個人は楽しめないのだけれど、ただそれは自分に合わなかったからとも言えるわけでして。
このブランドの作品を振り返ってみると、いつも中途半端で薄っぺらく終わるシリアス路線よりは、純粋に萌えだけを追求した作品の方が、自分には合わなかったとしても、作品としては良く出来ているのかもしれませんね。

ランク:D-(凡作)

Scarlett

Last Updated on 2026-02-23 by katan

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