『リアナ・ルージュ』は、1999年にWIN用として、スプリングコスモから発売されました。
お姉さんのお尻と、残虐なゲームオーバーシーンにより、とにかくインパクトのある作品でした。
<概要>
オリジナル版は1997年の発売で、本作は日本語移植版になります。
ゲームジャンルはポイント&クリック式ADVになります。
簡単なあらすじとしては、会社の秘書をしていた主人公は、ある日、新人秘書が重役らしき人から、セクハラを受けているのを目にします。
主人公は止めに入るのですが、逆に重役に突き飛ばされ、ガラスを割ってビルから落ちてしまいます。
しかし、なぜか主人公は異世界へと飛ばされ、砂漠の中の神殿で目が覚めます。
そして、世界を救うために動くことになるのです。
<感想>
というわけで、広義にはファンタジーものであり、ゲームジャンルとしてはP&C式ADVになります。
まぁムービーを多用しているので、インタラクティブムービーでも良いかもしれません。
この作品、ゲームの出来や良し悪しを真面目に考えるならば、クソゲーと言われても仕方ないのかもしれません。
その観点で考えるならば、私も迷うことなく凡作又は駄作と言うでしょう。
如何せん、パッケージから中身まで、とにかくB級臭しかしないし、面白いというものでもないですから。
しかし、とにかくインパクトだけはあります。
まず主人公ですね。
良く言えば、とても色気のある女性なのですが、悪く言えば、けばいだけの姉ちゃんでもあるわけでして。
二次元美少女をこよなく愛するプレイヤーなんかには、一番嫌われそうな外見です。
とりあえずその主人公の尻が、画面にずっと映っているので、尻のイメージが強いのです。
それと、本作の最大の見どころは、ゲームオーバーシーンにあるのでしょう。
これ、子供とかにプレイさせたら、おそらくトラウマになるでしょう。
残虐で派手な死亡シーンは、インパクトだけはあります。
その派手な死にっぷりは本当に見ものであり、笑って楽しめるような人であれば、きっと本作を気に入ることでしょう。
<評価>
総合では、ギリギリ良作としておきます。
ゲームとしてはダメダメなんですけどね。
とにかく残虐な死亡シーンをいくつも見たいという人で、なおかつ、けばい姉ちゃんの尻が好みという、一部の極めて限られたユーザーには深く刺さるタイプの作品であり、そういう意味では、オンリーワンの大きな魅力を有した作品ではありました。
そこで、その極めて特異な存在意義を重視したと。
まぁ、以上のような作品なので、楽しめる人は限られているのでしょうが、俺は悪趣味だからOKという方や、ネタゲー大好きってな人には、ぜひともプレイしてみてもらいたいものですね。
Last Updated on 2025-01-16 by katan