リズミック・レヴ

2002

『リズミック・レヴ』は2002年にWIN用として、EXTREMEから発売されました。

バイクレースを題材にした、ちょっと珍しいエロゲでしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
主人公・松雪蒼は二輪ロードレース界で活躍する若手実力レーサーだった。
昨年RRGPの最高峰500ccクラスで日本人初のチャンピオン誕生目前で大事故を起こす。
以来、リハビリのためレースから離れることになった。
そんな主人公の元にあるチームから監督就任の要請が入った。
主人公が所属していたBPTが母体で、若手育成のために設立されたチーム「Brain Palette jnr Team(BPjT)」。
親チームからの要請であること、怪我の回復後の出場枠が用意される、決して不利な条件ではないので渋々ながらも引き受けることに。
しかし、そのチームとは女性だけのレーシングチームだったのだ。

<感想>

バイクレースを題材にした作品は珍しいかなと思い、それで興味を持った作品ですね。
まぁ、私は基本的にスポーツ系の作品は好きですし、テンプレな恋愛ゲーでないだけでも気になってしまいますけれど。

バイクレースを扱っているということから、本作では、レースシーンが3Dムービーで描かれています。
この点も珍しいのではないでしょうか。
今となっては、かなり見劣りのしてしまう画質かもしれませんが、この当時のPCゲー・エロゲとしては、かなりがんばっていたと思います。

女性だけのチームであることや、そもそもエロゲにおけるレースゲーの割合等を考えると、非常に珍しい設定の作品のようにも思いますが、ストーリー自体は、わりと王道なスポーツものといえるのかなと思います。
一部の声優に若干違和感がないわけではないですが、テンポ良く話も進んでいきますし、読んでいて普通に楽しかったです。

<評価>

決して凄い作品とかってわけではないのですが、ムービー等もがんばっていますし、普通に楽しめる作品ですし、エロゲどころか、ノベルゲー全体でも珍しいジャンルですので、新鮮な感覚で楽しめるのではないでしょうか。

これ、何でもっと知名度が上がらないんですかね。
当時、如何に一部のジャンル以外が注目されなかったかが、その偏り具合が伝わってくるようですよね。

古い作品の3Dムービーって、今の作品と比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまいますが、その辺が気にならないとか、発売当時の基準で考えられる方であれば、本作のプレイを検討する価値はあるのではないでしょうか。

ランク:C(佳作)

Last Updated on 2025-04-26 by katan

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