Reactance -不都合な真実-

『Reactance -不都合な真実-』は２０２２年にＷＩＮ用として、EvilHealから発売されました。
恭子さんが良い味を出していましたね。

＜概要＞

ゲームジャンルはノベル系ＡＤＶになります。

あらすじ・・ネットの覗き企画に出演していた女性
その女性に似たお姉さんが俺のまえに現れた！
マンションの下の階に引っ越してきたお姉さんは不思議と惹きこまれるような魅力があった。
地味で非モテな俺とは正反対のイケイケなお姉さん。
そんな色気あふれる彼女に誘惑されて童貞を捨てられるなんて……
何を気に入られたのかわからないが、それから毎日のように彼女がやってきてはエッチな行為をしていた。
しかし、彼女には何か秘密があるようで、俺はその闇に徐々に捕らわれていく。

＜感想＞

まず興味を持ったのは、原画になるでしょうか。
ティータ.Jさんの絵が好きというのもありますが、等身が高めで、キャラの年齢も学生でもなく、熟女でもなく、妙齢のお姉さんというのが、個人的にはツボだったのです。
昔と違って、今はこういうヒロインが減ってしまっただけに、期待したくなるのです。

さて、本作は、公式には悪い女性に振り回されるＡＤＶとなります。
こういう系統の作品は、特に近年の場合、安易に女性上位なＭ向けの作品にされがちです。
それはそれでＭ向けな作品が好きな人は満足できるかもしれませんが、どうにも似たり寄ったりな作品が増えているように感じられ、個人的には今のＭ向け作品に対する満足度は低くなっています。
その点、本作は、女性に振り回されつつも、安易なＭ向け作品になっておらず、個人的には好印象でした。

また、メインとなる恭子さんが良い味を出していて、魅力的なキャラになっていたわけでして。
記号化された分かりやすいキャラではないので、一般的なエロゲユーザーには刺さりにくいかもしれませんが、人間的な魅力を持ったキャラが望ましいと考えるプレイヤーであれば、本作の良さが分かるのではないでしょうか。
お姉さんキャラで魅力的な人物は久しぶりのように思います。

惜しむらくは、本作がロープライスの作品であり、ボリュームも価格相当であるということです。
そのボリュームの中に複数のヒロインがいますので、恭子さんの登場回数がその分だけ限られてしまうのです。
このボリュームであれば、恭子さんだけに絞ってしまうか、複数ヒロインにするなら、フルプライスのボリュームで作るか、どちらかにすれば、素晴らしい作品に化けていたのではないでしょうか。