売淫令嬢 ~周芳院櫻子の罪穢~

2013

『売淫令嬢 ~周芳院櫻子の罪穢~』は2013年にWIN用として、アイルから発売されました。

お嬢様が墜ちていく作品で、重点の置き方次第では、化けた可能性もあったかもしれませんね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
ただ一度の過ちが令嬢の身を焦がし、獣欲に蝕まれた肉体は淫らに花開く
名家の令嬢として生まれた「周防院櫻子」は、家族に愛され、友人に愛され、令嬢と呼ばれるに相応しい気品と気高き心を持つ、美しい女性だった。
「櫻子」には、輝かしい未来が約束されているはずだった。
しかし、時代がそれを許さない。
時代の移り変わりに順応出来なかった実家が没落の危機に陥ってしまう。
狙いすましたように「櫻子」に囁きかける声。
それは、彼女の家への融資を盾にした提案――
「商品としてオークションに出る事」であった。
悪魔の如き囁きに「家族」や「未来」を憂いた「櫻子」は呑まれていく。

<感想>

内容としては、名家のお嬢様の実家が没落し、お嬢様が墜ちていくと。
プレイヤーが調教するのではなく、櫻子はオークションに出品されるので、調教するのは複数の第三者になります。
その辺が少し変わっているとは言えなくもないものの、ヒロインが陵辱されて墜ちていくという大まかな方向性は同じであり、お嬢様に対する陵辱ものとしては、よくあるタイプなのでしょう。

また、もう一人のヒロインとの絡みの関係で、櫻子もS寄りになったりM寄りになったり変化しますが、基本的にはオーソドックスな作品と言えるでしょうね。

個人的には、こういうジャンルは好きだし、絵も好みだったので普通に楽しめたのですが、最初に本作に求めていた物は得られなかったのかなと。

というのも、本作のOHPを見れば分かりますが、櫻子には学生バージョンと大人バージョンがあります。
学生時代というのは、実家が没落して、櫻子がオークションに出されて陵辱される過程ですね。
しかし、大人バージョンでは妖艶な雰囲気を漂わせ、敏腕経営者へと成長しているとのこと。
見たかったのは、そこなんだよな~
初心で何も知らない学生時代と、酸いも甘いも知った大人の女性との対比であるとか、妖艶な大人の女性へと変貌する過程であるとか。
地獄と快楽を知ったお嬢様が最底辺から這い上がっていく過程であるとか、そういう部分がしっかり描かれているアダルトゲームは、ほとんどないと言えるでしょう。
だから本作で、その部分がしっかり描かれていれば、文句なしに名作だったのですよ。

しかし実際には、ENDで少し大人の姿が出てくるだけであり、結果的に他の普通のお嬢様陵辱ものと変わらなくなってしまったと。
もう少し大人時代を強調していれば、重点を少し変えていれば化ける可能性もあっただけに、非常に残念でした。

<評価>

期待したものがなかったということで、その点ではガッカリしたのですけどね。
まぁ、好きなジャンルですし、お嬢様の陵辱が好きな人であれば、普通には楽しめると思います。
あの大人バージョンの絵が良かっただけにね、何とも勿体なかったですね。

ランク:C-(佳作)


売淫令嬢 dl

Last Updated on 2024-11-08 by katan

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