MUSICUS!

2019

『MUSICUS!』は2019年にWIN用として、OVERDRIVEから発売されました。

クラウドファンディングで話題になった作品でしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
主人公・対馬馨はかつては有名な進学校に通っていたが、とある事情で中退。
今は定時制に通っている。
『親の後を継いで医者になる』という最短のレールからは外れたものの、まだまだ挽回可能。
ただ、最近は『それでいいのだろうか?』と考えつつある。
定時制で出会った、これまで周りにいなかった多種多様な人々。
世界には自分が知らないものが沢山あるんだと実感させられた。
……なのにまた、戻ってしまっていいんだろうか?
僕は本当に、医者になりたいんだろうか?
それが僕の、この対馬馨という人間の、生まれてきた目的なんだろうか?
そんな中、市の懸賞に応募した小説をきっかけに、音楽プロダクションの社長・八木原から『うちのバンドの遠征に同行してレポートを書いてくれないか』という依頼を受ける。
取材先はかつてはメジャーでも活動していたバンド『花鳥風月』。
そのリーダー・花井是清はかなりの変わり者で、馨に対して『音楽なんてろくなものじゃない』と音楽の無意味さをこんこんと説く。
そんな花井に戸惑いながら参加した初めてのライブで、馨は花鳥風月の音楽に心を奪われてしまう。
数日後、初めてのライブの感動を忘れられない馨の元に届いたのは『花鳥風月解散』のニュース。
突然の解散に納得いかない馨は花井を説得に向かうものの、議論は平行線でらちが明かない。
その後も顔を合わせるたびにバンド再開を求める馨に、花井はこう言う。
『馨君、きみがおれのかわりにロックをやらないか?』

<感想>

私は本作のライターのファンではないのですが、OVERDRIVEの新作ということで興味を持った作品でした。
あと、クラウドファンディングで資金も豊富にみえたので、演出とかに期待したというのが大きいです。

ただ、結論から先に書いてしまうと、演出も、UIもシステム周りも酷く、グラフィックやサウンドもイマイチでした。
一体どこにお金をかけているのだろうかと、不思議に思ってしまいます。

本作は、いわゆるビジュアルノベルと呼ばれるもので、具体的には、テキストが画面全体を覆うシステムになっています。
最近の良く出来たビジュアルノベルの場合、テキストとグラフィックが被らないように配慮されたり、いろいろ工夫されていることがあります。
しかし本作は、昔ながらの私が嫌うタイプのまま、つまりただ単純にグラフィックの上にテキストを表示させており、今更一体何を考えてこのシステムにしたのか、まったく理解ができません。

ストーリーやテキストについては、上記の通り、もともと私がファンでもないということもありますが、特別良いとも思いませんでした。
また、『キラ☆キラ』と同系統の作品であり、それだけでもインパクトが下回るのに、『キラ☆キラ』ほどのワクワク感もありませんでした。

<評価>

総合では凡作といえるでしょう。

ゲームとしての作りは酷く、唯一の魅力を挙げるとしても、テキストが該当しうるかというところなので、これならば小説で出した方が早いでしょう。
ライターのファンなら楽しめるかもしれませんが、そうでなければプレイする必要のない作品だと思います。
OVERDRIVEは演出の良い作品もあっただけに、この出来は非常に残念でした。

ランク:D-(凡作)


Last Updated on 2024-08-10 by katan

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