『マーダーハウス ~グロリョナの館~』は2011年にWIN用として、アンコクマリモカンから発売されました。
エログロ満載のポイント&クリック式ADVでした。
<概要>
ゲームジャンルはP&C式ADVですが、詳細は後述します。
ストーリー・・・「お化け屋敷」と噂の古びた洋館。
普通の女子高生「幸(サチ)」は無理矢理この屋敷に連れ込まれてしまう。
彼女を救うためやってきた親友「望(ノゾミ)」も洋館の中で行方不明に。
親友を救出し、洋館を脱出しようと決意した少女の前に謎の怪人「レインコートの男」や様々な怪奇現象が待ち構える。
・エロ&グロ描写多数収録。
・脱衣ダメージ&着替え回復
大男やトラップによってダメージを受けるごとに、衣服が破ける脱衣ダメージを実装。
危うくなったらコスチュームを着替えて、体力を回復しましょう。
(コスチュームはメイド・ナース・バニーガールなど)
<感想>
一昔前の作品で例えるならば、『怪奇!ドリル男の恐怖』のような作品です。
最初から余談になってしまうけれど、『怪奇!ドリル男の恐怖』も良い作品でした。
パッケージも秀逸で、オマケのメンコとかも豪華でしたし、パッケージ全体が良い作品でしたよ。
さて、ここから本作の話になりますが、本作は洋館からの脱出ゲームになります。
P&C式ADVでもあり、あちこちクリックしてアイテムを得ながら、同時に追手から逃げながら脱出を図ることになります。
館もののP&C式ってだけでも、それなりに楽しめる人もいるでしょうが、そこに敵から逃げる要素が加わることで更に緊張感を増しています。
しかも、本作は即死系のバッドエンドも多く、そこではエログロな展開も待っていますので、エログロ好きにも向いた作品と言えるでしょうね。
また、細かい部分でもありますが、ダメージを受ければ服が脱げ、着替えによって回復するというのも良かったです。
<評価>
P&Cとしてはどうなのかとか、個別の要素を取り出して考えるならば、荒削りで足りない部分もいろいろあるのでしょう。
良くも悪くも同人らしい作品ですから。
しかし現実問題として、最近の国産ADVでP&C式で楽しいものは少なく、そこに独自の要素を加えながら、更にエログロもありますからね。
全体で考えると、今はこういう作品もないわけでして。
そのため、総合でも良作としておきます。
上述のように本作には複数の魅力・特徴があります。
それらのポイントで楽しめる数が多い人ほど楽しめる作品であり、エログロの画面クリック形で、衣服変化もあると聞き、どれも好きだよって思えた人ならば、まず楽しめる作品だと思いますね。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-12-21 by katan