『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』は2002年にPS2用として、日本一ソフトウェアから発売されました。
PS2時代のSRPG市場を牽引した日本一ソフトウェアの代表作ですね。
<感想>
何というか、やっぱり年代によるものってのがあるわけでして。
発売時にプレイできたから楽しめたけど、何年か経ったら面白くなかったというケースもあるでしょう。
でも逆に、発売時にはプレイする気すらおきなかったけど、数年経ってようやく素直に向き合える作品ってのもあると思います。
そして私にとっての『ラ・ピュセル』は、後者に属する作品でした。
どういうことかと言いますと、本作はゲームジャンルとしてはSRPGになります。
SRPGは好きで90年代には多数プレイしていたのですが、次第にジャンルとしての進化を感じられなくなりました。
システム的に進化もないし、RPGとかと比べてビジュアル的進化も少ない。
シナリオも重いシリアスタイプを好んでいたので、本作のほんわかした雰囲気は意欲を掻き立てなかったのです。
だからプレイする気が起きなかったのです。
でも数年経って冷静になって見ると、「浄化システム」の様にジャンル内でのシステムの違いはハッキリ示しているし、ボリューム的にも全く不満の出ない分量がありましたからね。
やっぱりこの頃のSRPGとなると、この作品を外せないのだろうなと、改めて思ったわけです。
<評価>
良く作られている作品だとは思うのですが、名作と呼べるほどの突き抜けた何かがあるわけでもないので、総合では良作とします。
ただ、私はボリュームが多いってだけでそんなには高く評価しないのですが、やっぱりボリュームが必要って人もいるでしょう。
ボリュームが多ければそれだけで名作と考えられるほど重視する人なら、もっと楽しめるでしょうね。
Last Updated on 2025-03-26 by katan
コメント