『極限痴漢特異点2 痴漢の証明』は2021年にWIN用として、アストロノーツ・シリウスから発売されました。
前年に発売された1作目の続編になります。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
なお、痴漢部分はコマンド選択式となります。
あらすじ・・・あれから半年――
痴漢愛好者たちの闇組織『蛮痴漢(ばちかん)』の拠点は爆破された。
だが、『蛮痴漢』は滅びていなかった。痴漢たちは死んでいなかったのだ。
再び蘇った蛮痴漢は、この街で『暴爛痴(あばらんち)』の開催を告げる。
それは、生き残りを賭けた痴漢たちによるバトルロイヤル――
闇に蠢く痴漢たちの影が、蔵部の街を包み込む。
妹・しずくの望みを叶えるため、そして痴漢としての自分の存在を証明するため己の中に、熱い血が滾るのを感じながら喜壱は再び、蛮痴漢の触り手として痴漢たちの戦いの中に身を投じる事を決意する。
研ぎ澄まされる喜壱の『痴漢七十二指法』だが、彼の前に蛮痴漢の誇る最強痴漢集団『黒ノ衆』そして、痴漢絶滅を掲げる国際痴漢撲滅機構『イノセンス』の断罪官たちが次々と立ちはだかる。
満員電車に蔓延るは異界異形の痴漢たち。
レンズに痴態を晒すのは淫欲劣情に溢れる女たち。
喜壱の熱い掌(てのひら)が。喜壱のしなやかな指先が。
いま再び、その秘められし欲望の扉をこじ開ける。
――箱舟が辿り着く先は、希望か、絶望か、痴漢か。
<感想>
前年の2020年に1作目が発売されていますので、まずはそちらをプレイしてください。
私もプレイしていたのですが、記事は書いていないようですね。
何で書いてなかったか忘れたのですが、なんか中途半端に終わったこと等から、書かなかったのでしょう。
そういう意味では、本作で内容的にも終わりますので、1と2をセットでプレイしてみても良いのかもしれません。
前作と比べた場合、本作の方が細かい部分でいろいろ改善されており、遊びやすくなっています。
ただ、攻略は簡単になりましたので、ゲーム性に期待していると、少し物足りなく感じてしまうかもしれませんね。
まぁ、このシリーズは、ゲーム性というよりも、笑えるテキストとかおバカなノリを楽しむ作品ですので、大半の人はあまり気にならないかなと思います。
フルプライスの痴漢ゲー自体希少になっていくなか、読んでいて楽しい内容をM&Mさんの可愛いキャラで堪能できるというのは、それだけで満足できます。
痴漢ゲーが好きならば、プレイして損のない作品といえるでしょう。
<評価>
総じて、無難にまとまった良い作品だと思います。
もっとも、過去の同系統の良作と比べると、いまいちインパクトが弱いように感じました。
そのため、総合では佳作とします。
Last Updated on 2024-04-22 by katan