ALICE (PSK版)

1984

『ALICE (PSK版)』は1984年にPC88用として、PSKから発売されました。

炉利専門のPSKの第3弾となる作品でしたね。

<感想>

『ロリータ(野球拳)』『ロリータ2』に続く、PSKの炉利ゲーの第3弾になります。

『ALICE』というタイトルの作品は、おそらく本作が最初なのでしょうが、私は以前に91年にMACから発売された『Alice』の記事を書いていますので、それとの区別の観点から(PSK版)と記載しました。
したがって、本作の正式タイトルは、『ALICE』だけとなります。

本作の発売された84年は一般もの(と言ってもアダルトとの区別はなかったですが)のADVが豊富で、ADVの第一次黄金期でした。

まぁ、私はコマンド入力式はそれ程好きではないので、実はそれほど思い入れがあるわけでもないのですけどね。
それでも全ゲームに占めるADVの割合であるとか、有名な作品の数であるとか、他の人の意見などから、自分の好みを抜きにして客観的に判断すると、間違いなく黄金期だったのだろうなということですね。

その年に発売された本作は、PSKにとっても最も勢いのあった頃になるのでしょうか。
詳しい状況は知りませんが、アダルトゲームの定価が大体6800円とかで、野球拳とかCG集もどきなんかは3000円程度だったはずですが、本作は定価が8000円ですからね。
ディスク2枚組という気合の入りようから仕方ないとはいえ、どことなく強気な姿勢も見えてきますよね。
ちなみに、次の『イエローレモン』は4800円で、その後も高くても6800円だったので、本作が一番高い設定になっています。

さて、本作はタイトルからも分るように、『不思議の国のアリス』をモチーフにした作品になります。
具体的には、バニーガールを追っかけて異世界に行ってしまうというもの。
一般のADVはファンタジーものも多かったけれど、商業アダルトゲームで純粋なファンタジーは、これ以前にあったのかな?
それくらい珍しかったです。

異世界ということは言葉が異なるわけで、この世界にあるJAWON文字を解読する必要がありました。
これはいろんな場所に刻まれているので、あちこち調べて文字の対応関係を解読するわけです。

本作はコマンド入力式ADVなのだけれど、言語を解読して打ち込むというのは、コマンド選択式やノベルゲーでは実現しにくいだけに、今振り返ってみると入力式らしい作品と言えるのかもしれません。

<評価>

個人的には、それ程好きな作品でもないのですが、価格的にも構造的にも84年のアダルトゲームで大作と呼べるものは、おそらくこれくらいなのかなということで、総合でも良作としておきます。

ランク:B(良作)

ALICE

Last Updated on 2026-01-31 by katan

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