言の葉舞い散る夏の風鈴

2018

『言の葉舞い散る夏の風鈴』は2018年にWIN用として、シルキーズプラスDOLCEから発売されました。

声優部ということで、声優+部活動な作品になります。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
新しい季節――俺は、留年した。
始業式。桜之宮学園1年生2回目の波瀬督は、学校へ続く並木道で同じく留年生の真額詞葉を見かける。
出会って三秒、合体した。
彼女の声が、彼の耳に。
オタク趣味が高じて会得した高精度ダメ絶対音感により、督は詞葉の秘密を知ってしまう。
なんと彼女は督が大ファンである顔出しNGの超人気声優『日華こころ』だったのだ。
二人だけの秘密を守りつつも、憧れの声優の声に昂ぶる学園生活を送り始めた督は、同じクラスの野原ゆうに勧誘され、詞葉とともに声優部へ入った。
2度の留年を経験する先輩1年生の菩提樹仰子、車椅子の後輩1年生、百花奏とともに、彼らは学生声優グランプリに挑むのだが――!?
教えるのがド下手な詞葉、大根役者の仰子とあがり症のゆう、アニメや声優に疎い奏、耳だけ肥えている督。
留年生3:現役生2にて繰り広げられる、全員1年生のどうにもならないドタバタ稽古っ! 恋と演技のから騒ぎっ!
青春120%!声優部ラブコメディ!!

<感想>

何だかんだで私の場合、シルキーズ系の作品は今もプレイしており、それで興味を持った作品でした。
ただ、おそらく一般的には、シルキーズ系の作品だからというより、ライターの名前で興味を持った方の方が多いかと思います。

本作は上記のとおり、声優部ということで、声に着目した部活動を描いた作品になります。
この発想を個性があって良いと捉える方もいるでしょうが、他方で、声優の世界そのものを描くのではなく、部活動にすることで一種のファンタジーにしてしまい、リアリティから逃げたと捉える方もいるでしょう。
私の場合、どちらかというと後者寄りであり、また部活動ものかという思いも相まって、別にマイナス要因というわけでは全然ないのですが、この設定をプラスに捉えることができませんでした。

本作のライターは、範乃秋晴さんであり、これまではSF系の作品を作ってきています。
過去作については、私はそれほど高く評価しているわけではないですが、それでも典型的なエロゲと異なる作品を作ろうとする姿勢は見て取れ、次の作品が気になる存在ではありました。
しかし本作は、過去作と異なり、典型的なエロゲの範疇におさまるような内容になってしまい、その点は残念でした。

とはいえ、本作は、これというプラスの要素がないだけで、キャラも悪くないですし、テキストも悪くないですし、何も考えずプレイしている分には、ごく普通に楽しめてしまう作品ではあるのです。
つまり、可もなく不可もないという作品なんですよね。
過去作から過度に期待しなければ、それなりに楽しめる作品ではあると思います。

<評価>

悪くもないけど、良いところも特にない、ごくごく普通の作品という印象でした。
あえてプレイする必要もなかったなという意味で、総合では凡作としておきます。

ただ、上記のとおりの作品ですので、ライターの過去作をプレイして過度に期待するのでなければ、幅広い層が普通に楽しめる作品ではあると思います。
他方で、このライターの作品は未経験だけど、何かプレイしてみたいならば、本作は優先度は低いように思いますね。

ランク:D(凡作)


駿河屋

Last Updated on 2024-08-14 by katan

タイトルとURLをコピーしました