『自宅警備員』は2013年にWIN用として、ベルゼブブから発売されました。
同人の中でかなりヒットしている盗撮ゲーになります。
<概要>
商品紹介によると以下の通り。
「自宅の平穏を守るため、リビング、台所、脱衣所、トイレなど、あらゆる地点に監視機器(デジカメ・ビデオカメラ・盗聴器)を仕掛け、義理の妹姉妹たちの弱みをにぎり、凌辱しまくる盗撮シミュレーションゲーム。」
<ゲームデザイン>
盗撮SLGとあるのですが、これはADVになるのでしょうね。
デジカメやビデオカメラなどの機器を設置し、録画時間にヒロインが入れば盗撮できるタイプです。
特に目新しい部分もないのですが、結構細かいので難易度は高めかと。
雰囲気的には『臭作』よりも『股人タクシー』に近いのかな。
古典的名作より複雑にして難易度上昇も図ったのだけれど、それが面白さにつながっていない類の作品です。
また盗撮は陵辱の手段であり目的ではないので、盗撮ゲー好きでほとんどの盗撮ゲーをやったような人だと、物足りなさの方が目立ってしまうかもしれませんね。
個人的には決して悪くはないと思うものの、これなら過去のフルプライスの盗撮ゲーで構わないという気もしますし、満足度はあまり高くありませんでした。
本作の特徴としては3D移動が挙げられるのでしょうが、これは人それぞれでしょうね。
建物の内部を把握できて良いという人もいるでしょうが、何本もそういうのがあると、今度は逆に鬱陶しく感じられますし。
基本的にゲームに慣れていない人の方が好む要素だと思うので、初心者向けのエロゲに入れるのはありかもしれませんけどね。
マニアックな人が多い同人ゲーで導入することが望ましいのか、個人的にはちょっと疑問に感じてしまいます。
ここに力を入れるくらいなら、もっと盗撮部分に力を入れて欲しいですし。
<評価>
同系統の作品と比べて特に秀でた部分がないため、どうしても辛口になってしまうのですけどね。
同人市場に限って言うならば、ここまで遊べるADVも少ないと思います。
そういう意味では、人気が出るのも分かるのかなと。
ちょっと価格が高いのがネックですが、今は常に何かしらのキャンペーンで安くなっていますので、それなら割高感も解消されるでしょう。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2024-11-03 by katan
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