『淫妖蟲 蝕 ~凌触島退魔録~』は2006年にWIN用として、TinkerBellから発売されました。
ハードなエロが特徴の淫妖蟲シリーズの、第2作目になります。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
選択は2択がほとんどで、物語を先に進めるかBADENDを見るかという、とても単純な構造です。
そのため、実質的には、1本のシナリオに幾つかのBADENDが付いた形となります。
もっとも、このBADENDも比較的長めだったりしますし、抜きゲーとしてはエロを見るのが目的でもありますので、感覚的にはBADENDをわざと回収しながら進める作品ってところでしょうか。
ゲームとしてはユーザーに考えさせることを放棄しているとも言えますが、無駄に面倒くさいよりは、この方が抜きゲーとしては良いかもしれません。
あらすじ・・・
時期は夏休み。
退魔屋本舗黒猫支店に、妖魔退治の依頼が入った。
とある孤島で、何人もの観光客が『神隠し』にあっている。
原因となる妖魔を退治して欲しいとの事だった。
前回主人公だったヤマトは、別事件で動けないため、深琴と武、新メンバーの水依の3人が、孤島に行く事になった。
目的の島に着いた3人は、依頼主である島長の屋敷に案内されそこを拠点に妖魔退治する事になるが・・・。
<ストーリー>
前作の主人公がサブにまわり、深琴が主人公になったことは、個人的には良かったのかなと。
まぁここはいろんな意見があるだろうし、どれでも良いとは思いますけれど。
基本的には抜きゲーに分類される作品でしょうが、中心が蟲による触手プレイや孕ませにあり、そこに輪姦や羞恥プレイの要素も加わってきます。
TinkerBellがどういうブランドであるのか、また、本作がシリーズの2作目ということもあり、どんな傾向の作品か全く知らずに買う人はいないと思いますが、ハードなエロが苦手な人は敬遠すべきなのでしょう。
まぁ私もパッケ買いはいまだによくやりますが、パッケージからして濃いし、その雰囲気がそのまま作中でも続くので、特に問題はないと思いますけどね。
むしろ心配なのは、その逆なのかな。
ハードなエロと聞き、期待を大きく膨らませていたら、思っていたほどでないというパターンですね。
例えば触手なんかにしても、ツボは人により異なるのでしょう。
もし沢山の触手に滅茶苦茶にされるのがツボであれば、本作は楽しめると思うのですよ。
また汁描写が濃い方が良いというのであれば、より一層楽しめるでしょう。
そういう「絵」的な観点からは、おそらく本作は業界最高峰だと思いますし。
しかし、触手の「意思」というのかな、触手の持つエロさみたいなのが、もう一つ伝わってこなかったように思うわけでして。
場面ないしシチュとしては問題ないのだけれど、おそらくテキストが伴っていないということなのでしょうね。
もっとハードに感じられるはずと思いながらも、妙に淡々として感じられてしまうのです。
もっとも、世間一般できついと言われている作品に対し薄いと感じてしまう辺り、私の精神もかなりやばくなっているのかもしれませんけどね。
ウブな頃にやっていたら、トラウマレベルの衝撃を受けたかもしれませんし。
作品が薄いのか、それとも単に私が麻痺しているだけなのか、その辺は何とも言えないのですが、最近の作品でも、もっと楽しめたのもありますし、テキストとかシチュの流れ的なものを重視する人には、少し物足りなく感じる場合もあるのかなと思います。
<グラフィック・サウンド>
グラフィックは、一般にはかなりハードと思われる内容だと思います。
個人的には上記のように、テキストとの関係でそれほどきついとも思わなかったのですが、あくまでも個人の感想ということで。
声優さんが頑張っていただけにね、もっと化ける可能性もあったように思うので、そう考えると少し勿体無かったですね。
<評価>
アダルトゲームらしいエログロを扱う貴重なブランドなだけに、こういうブランドは応援したくもなります。
ただ、TinkerBellさんは時々暴走するようで、後の作品では単なるグロだったりするのもありますが、今作は比較的エロとグロのバランスが取れていたのかなと思います。
テキストがあまり自分に合わないだけなのか、それとも単に下手なのか分かりませんが、もう一つ伝わってこないのが毎回難点でもあるものの、ブランドの他作品やこの手のジャンルの他作品と比べた場合には、相対的におすすめできる作品だと思いますので、ギリギリ良作としておきます。
ランク:B-(良作)

Last Updated on 2026-02-22 by katan


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