『戦女神ZERO』は2008年にWIN用として、エウシュリーから発売されました。
エウシュリーの看板タイトルである戦女神シリーズ。
と言いつつ、2から6年ぶりの発売なわけで、随分と間が空いていたんですね。
<感想>
エウシュリーのRPGはやり応えがあるのですが、その点は今回も健在ですね。
ボリューム面とコストパフォーマンスは文句ないと思います。
これまではストーリーが弱かったのですが、今回はその辺も若干強化されてきています。
王道なファンタジー作品が減っていることも加味すると、本作の人気が出るのも分かるような気はしますね。
ただ、正直なところ、私はあまり楽しめませんでした。
ゲーム部分は、確かにアダルトゲームのRPGとしては抜群のやり応えがあるのでしょう。
まぁ他に対抗馬がいないってのもありますけれど。
しかし、ゲーム全般で考えた場合、これ以上のゲームはいくらでもあります。
本作は戦闘シーンもしょぼいですし、何だか90年代半ばのPCのRPGでもやってる気分になってきて、とっても古臭く感じてしまったのです。
とはいえ、たとえゲーム部分が大したことがなくても、本作はアダルトゲームですからね。
一般のRPGにはない何かを加えてくれたら、それはそれで楽しめたのでしょう。
しかし、本作にそういう点も見つけられなかったんですよね。
ストーリーは少しは良くなったとはいえ、それ程優れているわけでもありません。
また、この手の肝である世界観にしても、ありきたりな世界観ですからね。
最近は数が減ってるので逆に新鮮に感じられる部分もあるのですが、それこそ80年代90年代に散々RPGをやってきた人にはありきたりすぎて、全然惹かれないのではないでしょうか。
そして、アダルトゲームならではの要素たるエロ要素。
何だかんだでずっとエウシュリーのゲームを買っていたのは、実は絵が好きっていう理由があったからでした。
初期の作品は決して上手い絵ではなかったのかもしれませんが、個人的にはとても好みな絵でした。
本作はその頃よりはこなれてきているのでしょうが、萌え路線っぽく変わってきており、他のゲームと何ら変わらなくなってきているんですよね。
本気でRPGやりたいなら洋ゲーでもやるし、手軽に萌えを求めるならノベルゲーをやるし、どうにも中途半端に感じてしまうのです。
もう他のゲームとの差がない以上、あえてエウシュリーのゲームを買うまでもないよなって思えてしまいます。
<評価>
私はアダルトゲームだけの枠ではなく、ゲーム全体で考えるようにしています。
本作の基本的な部分は、一般の名作RPGには及びません。
それでもこれまではキャラ絵が好きということで、そこに価値を見出して購入してきました。
その魅力を次第に感じられなくなっていったのですが、それまで好きなブランドだったのがそうでなくなったという、本作はある意味決定打になった感じですかね。
この路線が続く限りはここのRPGはあえて買う必要はないかなと思った、そんな作品でした。
まぁ個人的な感想はそんなところなのですが、捉え方は人それぞれですからね。
アダルトゲームの枠内で考える人も当然いるでしょう。
そしてアダルトゲームのRPGに限って言うならば、ゼロ年代後半でこれ以上にやり込めるRPGも、そうはないでしょう。
やり応えのあるアダルトゲームのRPGを探しているのであれば、プレイして決して損のないゲームではあると思いますね。
ランク:D(凡作)

Last Updated on 2026-10-12 by katan


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