『韋駄天いかせ男 1.麦子に逢いたい』は1988年にPC88用として、ファミリーソフトから発売されました。
いかせ男、それは88ユーザーを爆笑と恐怖に陥れた、元祖電波ゲーとも言える存在でした。
<概要>
まずは「いかせ男」の説明から。
いかせ男はブラジルの農園で働いているところを、巡業中の韓国人レスラーに見出され日本にやってきた男になります。
幼い頃に狼に育てられたために、片言の日本語しか話せないものの、動物的感により言葉だけで相手をイカすことが出来るのです。
<感想>
外見は、わかり易く言えばペプシマンみたいなものですね。
まぁ、こっちの方が大分先ですけど。
プレイヤーは、いかせ男となって5人の女の子をいかせつつ、最終的に人気アイドルの岡崎麦子ちゃんをいかせることが目的となります。
そういや昔、ペプシマンもどきがと○メ○のキャラを犯すという、そんな同人誌がありました。
いかせ男を知ってたんですかね~?
なんか凄く似ているんですけどね。
この作品、とにかくテキストがシュールなんです。
わけがわからず全くもって意味不明なのですが、センスがとにかく抜群でこれは天才だ~と思ったものです。
元祖ギャグゲーのようでもあり、元祖電波ゲーのようでもありましたね。

テキストも秀逸なのですが、システムもまた特殊でした。
ゲームジャンルは一応ADVで、基本はクリックで進行するのですが、Hシーンになると二桁の数字を入力するところが3箇所出てきます。
例えば「31 66 48」とかって感じで入力するわけですね。
数字は00~99までなので、全部で100個となり、それぞれに言葉が用意されています。
その対応する言葉によって、「○○を ○○で ○○する」という文章になるのです。
具体例は画像を見てもらえば分かりますが、とにかくぶっとんだ文章ばかりなわけで、理屈ぬきに楽しめました。
100*100*100通りの組み合わせがありますからね、分量的にも申し分ないですし。
ストーリーというかテキストも面白いのですが、基本的にはこうした言葉の組み合わせを楽しむゲームと言えるでしょうね。
はまりだしたら止まらない癖になるゲームで、好きな人は好きでしょうね、このゲームは。
インパクトだけなら、十分に名作クラスですし、インパクト最重視という人が本作を名作と言うならば、それは十分納得できます。
もっとも、その一方でクソゲーと言う人がいても、それはそれで納得しちゃうんですよね。
不条理でわけのわからん展開は人を選びますし、それ以上にシステムが問題だったんですよね。
上記の様に、言葉の組み合わせを楽しめているうちは最高なんですけどね。
プレイヤーはクリアするために対象をいかせなければなりません。
3つの数字を組み合わせて、それが上手くヒットすればゲージが上昇します。
このゲージが満タンになればOKってなわけです。
しかし、問題は何がヒットするかがさっぱり分からないことなのです。
もう適当に何か打って、当たれば儲けもの、外れればやりなおし。
ずっとそんな感じです。
組み合わせが合わない人には、ただただ苦痛でしかないんですよね。
なので、評価はどうしてもハッキリと分かれる感じになるでしょう。
このシステムに耐えられれば名作、駄目なら駄作って感じで。
<評価>
個人的にはテキストの秀逸さとシステムの斬新さは評価しますが、やっぱりクリアには疲れましたからね。
そこら辺のプラスとマイナスを相殺すると、佳作ってところなのかなと思います。
まぁ、いろんな意味で色物なゲームでしたが、存在感が抜群なことだけは間違いないゲームでしたね。
このシリーズは2と3で化けますし、プレイするなら2と3をプレイしてもらいたいのですが、そのうえで、シリーズコンプをしたいのであれば、本作もといったところでしょうか。
ランク:C(佳作)

Last Updated on 2026-02-08 by katan


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