『百奇繚乱の館』は2017年にWIN用として、
アストロノーツ・シリウスから発売されました。
M&Mさん原画の、最近では少なくなった館モノですね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
民俗学のゼミに所属する学生、青山芳人。
所属ゼミの教授を追ってとある地方に赴いた彼は、人里離れた山中で道に迷い、とある洋館に辿り着く。
その館は莫大な資産を持つ旧華族の名家、神門家の所有する豪邸だった。
館の客人として館に逗留することを許された芳人は、神門家の次期当主を決める『影供の儀』に参加することになる。
神門家の美しくも謎めいた三姉妹、神門家に招待され集められた儀の候補者たち、そして先代当主神門兵蔵や現当主である神門史華、館の住人たち。
男と女の欲望が交錯するこの館で、芳人を待ち受ける運命とは……?
<感想>
本作の原画はM&Mさんであり、M&Mさんの絵は好きだったので、それで注目した作品ですね。
ただ、M&Mさんの絵は好きだったのだけれど、今作は何かあまり惹かれないわけでして・・・
プレイしてみれば違う印象になるかとも思ったけれど、プレイし始めてもそういうこともなく、過去作ほどに惹かれないないんですよね。
塗りの問題ですかね・・・
薄暗い塗りに、エロさを感じられないのかなぁ。
まぁ、その辺は個人的な好みの問題かもしれませんけどね。
さて、本作は館モノになります。
20年ほど前はブームにもなったジャンルですが、今はすっかり数が減ってしまいました。
現在は貴重な作品だけに、館モノが好きな人には待望の作品といえるでしょう。
内容自体も、無難にまとまっていると思いますしね。
ただ、悪い作品ではないのですが、個人的には、無難にまとまりすぎて、どうにも印象に残らない作品でした。
館モノとエロスは半ば一体のものとも考えていますが、上記のとおりエロさを感じられなかったことも、かなり影響しているのかもしれません。
<評価>
総合では凡作としておきます。
もっとも、致命的にどこか悪いというわけではなく、過去にいろんな館モノをやっていると、あえてやるまでもなかったかなというだけですので、この手の作品をプレイしたいのであれば、問題なく楽しめる作品ではあると思いますね。
ランク:D-(凡作)
Last Updated on 2024-08-19 by katan
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