『姫騎士リリア ~魔触の王城に堕つ~』は2004年にWIN用として、BLACK LiLiTHから発売されました。
低価格でも面白い作品があるということで話題になった作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVというか、簡易SLG的な調教ADVとなります。
あらすじ・・・魔物と人が相争う闇の時代……
主人公ディルクは、北部の辺境国ルーフェン王国の王子。
しかし、若い頃からの放蕩三昧がたたり、諸侯の間では彼の腹違いの義妹で「白の姫騎士」とその勇敢さを湛えられる王女リリアを次期国王に擁立しようとする動きさえあった。
そんな中、父王が病に倒れたのを契機に、魔族出身である参謀のキリコの助言のもと、形勢逆転を狙って王国の支配に乗り出す。
ディルクの歪んだ獣欲とキリコの策謀……
王女リリアとその母である王妃レイラは黒い謀略に翻弄され、屈辱の凌辱調教を受けることになるのだった……
<感想>
公式や販売店だと、姫騎士触手調教SLGであるとか、リリス初の調教ADV+SLGというように、表現がバラバラなのですが、SLGと考えると期待外れに感じてしまうと思うので、調教ADVと考えた方が良いでしょう。
アダルトゲームに新しい風をということで、2002年にアリスソフトから低価格作品が何本も発売されました。
どの作品も売れ行きが良かったですし、特に『妻みぐい』は2002年の売上年間トップ作品ですからね。
単純に考えれば、これからは低価格商品がもっと増えると思いがちかもしれませんが、実際には、中々他社が続かなかったわけでして。
私は最初、それが不思議だったのですが、あるブランドのクリエイターによると、あれは低価格だから成功したのではなく、最大手のアリスが出したから成功したにすぎない、だから他所が真似しても売れないと考えたみたいなんですね。
それで数が増えなかったのかと納得したものですが、一気に増えなかったというだけで、少数なら他所の低価格作品も出てきたわけでして。
ただ、やっぱり安かろう悪かろうで、アリス以外の低価格商品は質が悪かったですね。
ところがある日、低価格でも面白い作品が出たという評判を聞きまして、それがこの『姫騎士リリア』だったのです。
実際にプレイすると、リリアは結構童顔で、思っていた姫騎士像と少し違ってはいたのですが、SLGっぽくして若干ゲーム性もありますし、ストーリーやエロも無難にこなしていますし、同時期のアリス以外の低価格作品の中では、優れた作品だったのでしょう。
<評価>
本作を今の作品と比較して、それで物足りないと言うことは簡単でしょう。
しかし、当時はまだ新作の低価格商品が全然定着していなかったわけでして。
低価格商品の普及はダウンロード販売の普及があったからとも思いますが、それでもコンスタントに新作が供給されなければ定着しなかったのでしょう。
そう考えると、ゼロ年代半ばにいち早く低価格路線を歩んできたリリス系列は、この分野のパイオニアとして存在自体に意義があったように思います。
特に本作は、私自身はそれ程面白いとは思わなかったものの、それでも話題性は高かったですからね。
こういう作品が出てきたこと自体が、エロゲ業界には大きかったのだと思いますね。
Last Updated on 2026-02-07 by katan



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