変身願望

2012

『変身願望』は2012年にWIN用として、WendyBellから発売されました。

つり目のメガネっ娘が気になったもので。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
主人公『穂瑞りお』は、長身でスタイルには自信あるにしても、これっていう似合う服がなくて、お洒落しようとしてもいつも途中で考えるの面倒臭くなる、会社にもいつも飾りっ気の無いスーツ姿で、化粧もあっさり、髪もショートでアレンジ無しという女。
それが祟ってか、同僚の井上君にはデリカシーのない事を平然と言われ、課長をはじめ職場の男性陣に気軽に呑み屋さんに誘い出される、おとこ女キャラで、本人は『これはこれで楽で良い』なんて思ってしまう重症具合。
……そんな彼女にも会社では言えない女を生かした趣味があったりする。
それはネット中心のコスプレイヤー『リオン』。
コスプレを自作もする努力が実って、ほんの少しだけど常連を捕まえている。
そんな会社とは反対の顔してるあたしにある日、友達で妹的萌えキャラの『くるみん』が人気急上昇。
前から隠し持ってたライバル心に火が点いてしまった彼女は考えた末、【チャイナドレス】を筆頭にセクシー路線で対抗を決定する。
実はそれが波紋を呼んで、様々な出来事に巻き込まれてしまう事に……

<グラフィック>

メガネっ娘が好きな人はいると思うのですが、個人的には典型的な委員長タイプであるとか、或いはいじめられっ子のような気の弱いタイプは苦手だったりします。
逆にバリバリ動く、やり手のOLみたいなのは大好きです。
本作の主人公もOLで、その見た目に惹かれたわけでして。
まぁやり手タイプではなく、どちらかと言うと冴えないタイプなのですが、それでも苦手なタイプとは異なるので問題なしです。

もっとも、コスプレ中心のCGですので、ぶっちゃけメガネはほとんど関係ありません。
メガネはあまり考慮する必要はなく、コスプレ系が好きな人ほど楽しめる確率が高まるでしょう。

絵は上手いと思うのですが、設定の関係上本番は少ないですし、見られることが多い露出系のCGが中心となっています。
したがって、露出系のCGが好きな人ほど満足できると思います。

CGは36枚で価格を考えれば相応なのですが、野郎の単独が1枚ありますし、露出CG多めでHシーンが少ないこともあり、露出系の属性がない人の場合だと少なめに感じてしまうかもしれません。

<感想>

これが、あまり書くことがないわけでして。
一言で言えば普通なのです。
ネット中心で細々とやっていたのが次第に過激になり、主人公が少しずつ露出の良さに目覚める一方で、撮影会もやる内にばれたりすることもあるという展開で、まぁこの手の類としては定番と言える範囲内なのでしょう。

もっとも、こういう作品自体が多いわけでもないですし、ライターもそつなく書けていますので、特別面白いというのでもないけれど、普通に楽しめるわけでして。
無理なく自然に書けているから、基礎はしっかりしているのかな・・・
最近は不満を感じるライターも多いだけに、それを全く感じさせないのだから、少なくとも平均よりは上手いのでしょう。
ただ展開に意外性がないから、無味無臭に感じてしまうってだけで。ここにライターのこだわりや主張がもう少し加われば、いつか化けるかもしれませんね。

私自身は本作に対し普通って印象が強いのですが、「オタク氏」とか濃く味のある男性キャラが出てきます。
そのため、良い作品には味のある男性キャラもいるものだと考えるような、男性キャラも重視する人だと、男性キャラを特に重視していない私よりも確実に楽しめるのでしょう。

<評価>

露出と羞恥は一緒にされることも多いですが、本作はコスプレとそれに伴う露出であり、羞恥は伴いません。
その点で個人的には、やや好みと異なってしまったですかね。
もっとも、露出やコスプレものとしても、それほど過激ではないので、もう一つ訴えかけてくるものがなかったのかなと。

かと言って、ここが駄目という部分もありませんので、結局は普通ってなってしまうのですよ。
どちらかと言うと個性重視ではなく完成度重視の、比較的バランスの取れた作品なのでしょう。
そのため私の評価基準とずれてしまい、総合でも凡作となっていますが、こういうタイプは世間では評価も良くなりやすいですし、属性がマッチする人なら楽しめるって類の作品と言えるでしょうね。

ランク:D(凡作)


DVDソフト変身願望
ダウンロード版
変身願望dl

Last Updated on 2024-12-01 by katan

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