『グラムキャッツ』は1988年にPC-98用として、ドット企画から発売されました。
普通は88版が先に発売されることが多いのですが、本作は88版が確か91年と遅く、珍しいパターンかもしれません。
着替えのシーンとか、アニメーションが衝撃的な作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはコマンド選択式のADVになります。
まずは簡単なあらすじから。
ある日、主人公の浅見さやかは、イーグルという秘密組織にさらわれてしまいます。
さやかは一見すると普通の女子高生なのですが、実は猫に変身できる超能力を有していたのです。
さらった組織も連合地球防衛軍だとかで、異星人から地球を守るためにさやかの助けが必要だったというわけです。
そのため、さやかは渋々ながらも、異星人の拠点となっている学園に潜入し、地球の平和を守るためにくわだてを阻止するべく頑張ることとなります。
以上が大まかな設定となりますが、基本的には近未来を舞台にしたシリアスベースの学園物になりますね。
<感想>
本作は十分楽しめる作品ではあるものの、ストーリーやゲーム部分だけをみれば、ごく普通の出来だったと思います。
この部分だけだったら、あまり記憶に残らないかもしれません。
本作の一番の特徴は、何と言ってもグラフィックでしょうね。
基本的なグラフィックのレベルも高かったですし、キャラも抜群に可愛かったです。
それ以上にインパクトがあったのが、ちょっとしたアニメーションでした。
随所で立ち絵がアニメーションで動き、新鮮な感覚でプレイできたのです。
ちなみに、下の着替えシーンなんかも全て動き、脱いでいきます。
このグラフィック及び演出部分に関しては、88年のアダルトゲームの中では頭一つ抜けていたのではないでしょうか。
88年のアダルトゲームのグラフィックの部門賞を設けるならば、私はこれを選ぶかと思います。
というか、圧倒的でしたので、おそらくあまり異論はないでしょう。
あえて無理やりケチをつけるとすれば、猫好き的には変身した猫の姿が可愛くないよってくらいなものでしょうし。
<評価>
総合では、名作に近い良作としておきます。
本当は名作扱いでも良かったように思いますが、88年のADVって、様々なタイプの作品が登場した年だったんですよね。
それで相対的な観点から良作としましたが、名作扱いとする人がいても何ら不思議でない作品だったと思います。
少なくとも88年のアダルトゲームのグラフィックを振り返るという点では、大きな意味を持った作品でしたね。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2024-06-18 by katan



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