『フレラバ ~Friend to Lover~』は2013年にWIN用として、SMEEから発売されました。
SMEEお得意のイチャラブゲーになります。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
今年もまた春が来た。桜が咲き乱れ、新しい生活の始まりに想いを寄せる季節だ。
この学園生活も2年目に入り、ようやく余裕も生まれてきたときに周りに目を向けると……
「これからブリーフ狩りを始める。ボクサーパンツはセーフ、ノーパンは論外だ!」
「おい! この部屋のパンツ放置してたらキノコ生えてきたんだけど!!」
「ごめんね? 僕リザードマンにしか欲情出来ないんだ」「……風が泣いているな」
俺の周りはこんなヤツらばかりだった。
いや、確かにコイツらとつるんでいるのは楽しい!
だけど俺の学園生活は…たった一度の青春はこんなもので良いのか!?
満ち足りているけど満ち足りていない。そう、足りないものに気付いてしまった。
俺だって健全な男のコ。だからこそやっぱり 彼女が欲しい!!
思えば変わっていくもの、気付くもの。男も女も想いは同じ。
『俺は(私は)恋がしたい』そこから始まる恋心。―待っていたって恋は始まらない。
<感想>
『ラブラブル』の劣化版、以上。
・・・ってだけで終わっても構わないのですが、さすがに味気ないか。
このブランドが得意とするイチャラブゲーであり、ストーリーらしいストーリーはありません。
共通ルートはギャグ中心にヒロインと仲良くなるまでを描き、個別ルートでは選んだヒロインとのイチャラブが描かれます。
会話自体は前作同様に楽しめましたし、イチャラブだけが目当てならば、まず楽しめるでしょう。
ただ、ブランド過去作と比べた場合、やっていることに大差がないので、気に入ったヒロインがいれば今作も楽しめるでしょうが、いなければマンネリと感じ始める人も出てくるでしょうね。
個人的にはマンネリ感の方が強かったです。
まぁマンネリでも同じクオリティを維持していれば楽しめますが、二人だけのイチャラブを強化したと言えば聞こえは良いけれど、ガジェットや周りの関係など、イチャラブを彩る周囲の利用に関して、『ラブラブル』よりも劣化しているわけでして。
『ラブラブル』の時ほどの工夫や配慮を感じられませんでした。
共通ルートではフレンドパートとして会話内容を選べますが、ゲームの攻略と連動していないですからね。
ギャルゲーの劣化版のような印象でしかなく、それでいて無駄に量が多いものだから、単なる時間稼ぎのようにすら感じてしまいます。
もう少し工夫できたと思うのですが。
<評価>
以前は期待したブランドだったのですが、進化どころか劣化しているようで、個人的にはあえてプレイするまでもなかったなと。
その意味で凡作としておきます。
もっともイチャラブばかりなのも確かなので、その点だけを求めるなら楽しめる作品ではあると思いますね。
ランク:D-(凡作)
Last Updated on 2024-11-07 by katan