フラテルニテ

2014

『フラテルニテ』は2014年にWIN用として、CLOCKUPから発売されました。

シナリオゲーではなく、抜きゲーでしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・強姦された少女は救いを求め、家族と共に新しい街に移住する。
姉のために移住した街でとある少女に出会い、仄かな恋の予感を覚えた少年は、怪しげな団体に属する少女と姉を救いたいと願う。
過酷な現実からの救いを求める少女たちと、そんな彼女たちを救いたいと願う人々。
同じ救いを目指しながら、両者の思いはすれ違い、交わることなく、救済という名の悲劇を生んでいく──

<感想>

ブランドがCLOCKUPで、原画が「はましま薫夫」さん。
シナリオに和泉万夜さんがいるということで、シナリオとエロの両立を果たした『euphoria』のような作品を、どうしても期待してしまいます。
まぁ本作では和泉万夜さんはメインではないのですが、和泉万夜さん自身は他作品でストーリー重視な作品を出していますし、本作の設定やあらすじを見ていると、これはストーリーにも期待できるかもと思ってしまいますよね。

だから本当は本作のストーリーについて語る予定だったのですが、いろいろ絡んでいて真面目に書こうと思うと結構面倒臭い作品なんですよね。
もちろん、それにみあった内容・面白さがあれば構わないのですが、ストーリー自体は大したことがないわけでして。
そのため、バッサリとカットします。
大雑把に言えばストーリーに期待した人には期待外れであり、特殊なHシーンを求める人なら満足しうる作品という感じでしょうか。

ただ、原画にしてもシナリオにしても、直前になってぽこぽこと追加されていった感じで、しかも追加の原画に違和感があるものだから、抜きゲーとしてシチュだけにこだわる人ならまだしも、はましま薫夫さんの絵に期待した人には、ちょっと微妙だったのかなと。

<評価>

結局、特殊なシチュを求め、かつそれで満足できる人なら楽しめるかもしれませんが、それ以外には期待外れな作品ってところでしょうか。

個人的にも凡作としておきますが、別に作品が自分の事前の期待通りである必要はないし、抜きゲーなら抜きゲーだったで構わないのだけれど、発売前後の状況と合わせて何かやっつけで作ったような、全体的にグダグダ感が漂ってしまった作品でした。
構想自体は悪くないと思うだけに、余計にも残念でしたね。

ランク:D(凡作)


フラテルニテ
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フラテルニテ dl

Last Updated on 2024-10-17 by katan

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