『英雄伝説Ⅴ 海の檻歌』は1999年にWIN用として、日本ファルコムから発売されたRPGです。
ガガーブトリロジーの3作目にして完結編になります。
<感想>
初めて画面を見たときは、「ショボッ!!」って思っちゃいましたね。
前作の『朱紅い雫』が96年。
それから3年が経つ間に、家庭用ゲーム機のRPGのグラフィックは飛躍的に進歩しました。
それに比べて本作の進歩のなさといったら。。。
昔のファルコムはグラフィックが抜群で日本一とも言えただけに、これはショックでしたね。
とはいえ、ゲームは中身です。
『白き魔女』も『朱紅い雫』も傑作だったので、少なからず期待してしまいます。
何といっても、本作はガガーブトリロジーの完結編になるんですからね。
と、期待はしていたものの、それ以上に私のPCがへたれていまして、実際のプレイはしばしおあずけでした。
その間に聞こえてきた、プレイした人の感想は「同人ゲー」ってこと。
はて?同人ゲーって具体的にはどういうこと?って思ったりもしましたが、実際にやってみて納得。
確かに同人ゲーですよ、これは。
どういうことかと言いますとね、キャラや世界は違えど、やってることや話の流れが『白き魔女』と一緒なんですよ。
『白き魔女』のファンがキャラを代えてアザーワールドを舞台に作ったら、きっとこうなるんだろうなって作りなんです。
しかも、本作はガガーブトリロジー完結編ということで、『白き魔女』を補完するようなエピソードが随所にありまして。
ますます二次創作っぽい雰囲気が漂ってるんですよね。
結局プレイし終わって感じたことは、『白き魔女』って良い作品だったよな~またやるかな~ってことでした。
『海の檻歌』の記憶はほとんど残らず、『白き魔女』の面白さばかりが蘇ってきます。
まぁそういうわけですので、『海の檻歌』が単独作品だったらプレイする必要性も少なかったかも。
致命的に悪いって部分もないけれどいたって普通の出来なので、どう見ても先の2作品ほどのインパクトはないですからね。
でも、本作は『白き魔女』や『朱紅い雫』と一緒になって、ガガーブトリロジーを構成しているのです。
壮大なガガーブトリロジーの一部分として、絶対にはずすことの出来ない作品なんですよね。
特に『白き魔女』と『朱紅い雫』の関連性自体はかなり少ないので、本作がつなぐ意味合いは大きいとも考えられますし。
さぁ三部作の大トリだって期待して望むのではなく、先の2作品をつなぎ補完する0.5作品ぐらいの感覚で望むと、結構楽しめるような気がしますね。
ランク的にはガガーブトリロジーの1つとして欠かせないと考えるならば、良作扱いでも構わないような気もします。
ただ、ここでは単独での評価ということで、一応佳作に留めておきたいと思います。
ランク:C(佳作)

Last Updated on 2025-01-09 by katan


コメント