ダーク・パラブルズ 最後のシンデレラ

2013

『ダーク・パラブルズ:最後のシンデレラ』は2013年にWIN用として、Blue Tea Gamesから発売されました。

オリジナルは『Dark Parables: The Final Cinderella』であり、本作はその日本語版になります。

<概要>

あらすじ・・・
今回の童話探偵の任務は南イタリアで舞踏会を襲った悲劇を調査すること。
華やかなドレスをまとった乙女たちが踊る中、時計が午前零時を打つと突然数名の娘がガラスの像へと変わってしまった!
この事件の背後にいると思われる人物は、邪悪なゴッドマザーとして知られる謎の魔女。
さらに邪悪なゴッドマザーは世界中を旅して最も純粋な心を持つ娘「最後のシンデレラ」を見つけるために乙女狩りをしているという情報が入った。
童話探偵は邪悪なゴッドマザーよりシンデレラを守ることができるのか?

<感想>

童話をモチーフにしたダークパラブルズシリーズの5作目であり、今作はシンデレラを題材にしています。

ストーリーというか、設定面では相変わらず目の付け所が面白いなと思わされつつも、基本的には今回もシリーズらしい雰囲気を伴った作品と言えるのでしょう。
ただ、タイトルはシンデレラであるものの、途中からピノキオ色の方が強くなってしまった感がありますので、シンデレラに思い入れが強くて期待もしていた人だと、少しガッカリしてしまうようにも思います。

まぁ、どうせプレイするならシリーズの古い方から楽しんだ方が長く楽しめるし、シリーズの過去作も楽しめたのであれば、今作に手を出しても間違いなく楽しめるでしょう。

もちろん今作からでも楽しめますし、あまり古いとグラフィックなどの面で楽しめないおそれもありますので、個人的には前作の『ダーク・パラブルズ:赤ずきん姉妹団』辺りからやって、それで楽しめたら今作もっていうのでも良いかなとか思いますけどね。

公式上のジャンルは「アイテム探し」(HOG)ないしADVになります。
もっともADVとしての色合いがかなり濃いシリーズでもあり、特にムービーが秀逸な作品ですからね。
純粋にアイテム探しが好きな人よりも、美麗なムービーも楽しめるADVが好きな人の方が楽しめるのかなと。
他方で、本当に最近のADV化したHOGに慣れた人だと、逆にアイテム探し要素が多く感じられるかもしれません。
つまりは本作は中間的な立ち位置の作品と言えるのでしょうね。

画面内の動きとか演出は、前作よりも少し向上した感じですかね。
そういう点も含めて、グラフィック全般は今作でも大満足です。
もっとも、前作などはスレンダーな美人だったのが、今作はちょっとぽっちゃり気味なので、その点で少し賛否分かれるかもしれません。

<評価>

前作から順調に成長した正統進化作と言え、十分に面白い作品ではありました。

ただ、このシリーズの目指すべき姿勢は前作で既に示されており、今作はその傾向を踏襲しただけとも言えるわけでして。
そのために前作ほどのインパクトも感じられず、前作より一歩劣るといった感じでもありました。
今作自体は面白かったものの、周りの進化の早さを考えると、次回作以降は時代に取り残される恐れもあるよなと不安も感じた作品でしたね。

ランク:B(良作)

Last Updated on 2024-11-08 by katan

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