『大ひんみん王』は1996年にWIN用として、アシッドプランから発売されました。
その名の通り、大貧民。
たまには、こういうので息抜きをするも良いものです。
<ゲームデザイン>
その名の通り、トランプの大貧民です。
ストーリーモードだの七面倒臭いものはなく、潔く大貧民だけです。
昔はこういうのも結構あったのだけれど、すっかり減ってしまいましたね。
レビューサイトとか増えて、泣きだ萌えだと言い出したことが要因の一つだと、いまだに私は思っているのですが。。。
今の高校生が休み時間に何をやって過ごしているのか知りませんが、私は皆で延々と大貧民をやってました。
帰国子女を含め出身地がいろいろだったこともあり、ローカルルールとかも異なってくるんですよね。
あまり面倒なルールを言われると鬱陶しいのですが、8切り、イレブンバック、しばり、都落ち、スペ3などは、普通に入っていましたっけ。
都落ちはいまだに好きになれないルールなので、相手の理解がある場合は外していましたけれど。
そういうローカルルールが設定できれば良かったのですが、残念なことにシンプルな大貧民でした。
過去に散々経験したこともあり、やっぱり少し物足りなかったです。
<グラフィック>
ゲーム部分は、本当にただの息抜きって感じでもあり、プレイヤーの主目的は、やっぱりご褒美のCGになるのでしょう。
ゲームはプレイヤーにコンピューターが担当する4人の、計5人で戦います。
勝つと一枚ずつ脱ぎ、一人あたりの枚数は5枚でした。
脱衣枚数はセーブされますので、いつでも続きから遊べました。
脱いでくれる女の子は25人いまして、ここが本作のウリなのですが、25人全員が異なる原画だったのです。
しかも、当時の有名な漫画家やイラストレーターが担当していたそうです。
私はイラストレーターとかに疎かったので、さすがに全員知っているわけではないのですが、それでも何人かは知っている人でしたね。
また、本作はWIN用のゲームであり、画質も綺麗でした。
発売されたのは4月ですから、WIN用のオリジナルとしては、かなり早いのではないでしょうか。
正確には、本作はWIN3.1にも対応していますし、WIN3.1用となると『あでぃら~と』(1994)とかありますからね。
WIN用のオリジナルゲームが全くないわけではないのですが、それでもこの時期のオリジナルはかなり少ないはずです。
96年のテーブルゲームというと『スタープラチナ』のCGが有名ですが、あれは16色でここまで出来るのかという驚きであり、もし何も知らない人に両方の画面を見せたら、256色で有名原画家が担当した本作の方が良いと思うのではないかなと。
<評価>
単純なカードゲームということで佳作としておきますが・・・
あぁ、こういうこと書くからテーブルゲーム減っちゃうのかな。。。
本作は結果的にアシッドプラン最後の作品になったみたいで、このブランドの作品は結構好きでどれもプレイしていただけに、ちょっと残念に思いましたね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-11-22 by katan
コメント