bad mojo (バッド モジョ)

1996

『bad mojo (バッド モジョ)』は1996年にWIN用として発売されました。
オリジナルは同年にPulse Entertainmentから発売され、本作はその日本語版になります。

ゴキブリになって、その視点からヴァーチャルリアリティを堪能するという、なんとも珍妙な作品でした。

<感想>

ゲームが発売されたときの分類はADVになっていましたが、結構ゲームオーバーも多く、アクション要素も多いので、A・ADV扱いでも構わないかもしれません。
当初は私もA・ADVとしていたのですが、基本はADVだろうということでADV扱いに変更しておきます。

とはいえ、『bad mojo』に関してはゲーム内容は二の次ですね。
ゲーム史上に残る奇ゲーを考える場合、どこに基準を置くかでも変わってくるでしょう。
ただ、見た目に重点を置いたならば、本作は欠かせない作品と言えるのではないでしょうか。

本作は、端的に言えばゴキブリゲーです。
ゴキブリの立場になってヴァーチャルリアリティを堪能するゲームなんです。
ゴキブリですからね、ゲームの舞台も台所の奥とか下水管とかです。
ネズミの屍骸とかも転がってましたね。
そういうグロイ映像が、リアルなCGで描かれているのです。

もうね、飯が不味いどころか、喉すら通りませんよw
なまじCGがリアルに良くできているものだから、グロイのなんのって。
プレイしていて、確実に気持ち悪くなります。
アダルトゲームのグロとかなら平気なのですが、この場合は単に汚い映像ですからね。
私はこういう汚い光景は苦手なもので。
製作者は一体何を考えてこんなけったいな物を作った物やら・・・
少なくとも、私には想像すら出来ませんよ。

さて、このひたすら気味が悪いだけのゲーム。
世間一般では確実に需要がなさそうなゲームではありますが、極一部では需要もあるようでして。
好んでプレイした人たちの中では、結構というかかなり評価が高いんですよね。
見た目のインパクトだけでなく、ゲーム自体もわりとしっかりと作りこまれていましたから。
しかも、ストーリーも意外としっかりしていましたしね。
単なる色物ではないってことです。

このゲームに関する私の思い出は2つ。
1つは当然グロすぎて気持ちわるいことですが、もう1つは懐に優しかったことだったりします。
好き嫌いのハッキリ分かれるゲームですからね、地元の私の家の近辺では500円で売っていました。
その頃、ソフマップの現金買取価格は3000円。
この差は大きかったですね~

<評価>

というわけで、ゲーム内容外の印象も強い作品でしたが、いずれにしろもうこんなゲームは出てこないでしょう。
そのため、興味がある人は今からでもやってみる価値はあるでしょうね。

ランクは一応出来の良さから良作としておきますが、合わない人は全く駄目に感じるだろうし、合う人には最高の作品にもなりうるゲームだと思いますね。

ランク:B(良作)


bad mojo

Last Updated on 2024-11-17 by katan

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