『麻呂の患者はガテン系』は2013年にWIN用として、エルフから発売されました。
2011年の『ボクの彼女はガテン系/彼女がした事、僕がされた事/巨乳妻完全捕獲計画/ボクの妻がアイツに寝取られました。』の、いわばスピンオフ的な作品になります。
<概要>
本作が気になっている人で、これを知らない人はいないかもしれませんが、『ボクの彼女はガテン系/彼女がした事、僕がされた事/巨乳妻完全捕獲計画/ボクの妻がアイツに寝取られました。』の後継的な作品になりますね。
もっとも、作品間につながりは全くありませんので、この作品からプレイしても全然問題はありません。
しかし『ボクの~』の方がフルプライス級の作品であるのに対し、今作の方は3400円という低価格商品になっており、それに伴いボリュームが全然違ってきています。
もし前作を未プレイの人がいるならば、できれば前作からプレイした方が良いのかなと思います。
さて、エルフの作品はタイトルだけでは中身が予想できないケースもありますが、今作はある意味直球です。
主人公である医者の彦麻呂が患者であるガテン系のヒロインに手を出すという、良くも悪くもそれだけの話です。
前作タイトルに引きずられると今回も「寝取られもの」かと思ってしまいますが、主人公がヒロインに手を出すという完全な「寝取りもの」です。
ぶっちゃけ抜きゲーと捉えるのが適切なのでしょうが、中でも、後述するように羞恥系が好きな人向けとなっています。
<ゲームデザイン>
ジャンルはノベル系のADVで、選択肢を誤るとすぐに各種BADENDになってしまう、PC98時代に多く見られたようなタイプの作品です。
攻略自体はフラグが素直なので難しくないと思うのですが、ムービーとかをとばすと未見扱いになってしまいますので、100%にこだわる人はその点に注意すべきでしょう。
上記のように細かな分岐とBADENDは幾つもあるものの、大きなストーリーとしては2本になります。
<ストーリー>
ということで、その肝心なストーリーなのですが、低価格商品ということでボリューム不足はある程度予想していたものの、数時間で終わることもあり、思った以上に少なかった感じですね。
ライターの土天冥海さんのテキストに期待していた人なら問題ないですが、ストーリーに期待していた人には、これは確実に物足りなさが残ってしまうでしょう。
しかも短い上にTo be continuedって表示されますので、(ってことは、今後も続くのかこれ)軽く殺意すら沸いてしまいます。
フルプライスで構わないから、最後までやれよと。
かようにボリューム面には不満も残るのですが、相変わらず土天冥海さんのテキストは良好で、今回は特にキャラが良かったですね。
主人公の彦麻呂は見た目で想像つくように、まさにおじゃる系のキャラであり、そのネタにしか見えない設定が違和感なく表現されており、他方でヒロインの咲美も非常に魅力的でした。
こういうサバサバした女の子は良いですね~
To be continuedにハァ?ってなったのも確かですが、このキャラたちを一作で終わらすのは勿体無いと思うのも確かです。
前作の『ボクの彼女~』は作品としては優秀だったけれど、きっちり纏まっていることもあり、続編を見たいとは思わない作品でもありました。
今作は逆ですね。
総合では前作に及ばないものの、魅力的なキャラの存在によって続きが見たくなるタイプなのです。
また、キャラだけでなく、個別のシチュも凝っていました。
この作品は、主人公が咲美の診察をすることが基本的な流れになります。
時には旦那の前で脱がせて診察するわけで、そのセクハラ行為が非常に楽しいわけですね。
恥ずかしがる咲美を見てニヤニヤできるような人ほど楽しめるわけで、いわゆる羞恥系作品が好きな人向けなのかなと。
その一方で本番自体は2回しかありません。
そのため本番シーンの数も多数求めるような人には、抜きゲーとしてどうかという問題もあります。
しかし、プレイ時間の多くを占める診察場面で、咲美を弄ったり言葉で恥ずかしいことを聞き出す部分に興奮できる人であれば、格段に楽しめる確率は高くなるでしょう。
個人的に羞恥ゲーが好きということもあり、この部分の満足度は高かったです。
寝取り作品(NTL)としては、展開的にはオーソドックスなのですが、本番シーンのシチュエーションは優れていましたね。
一つは咲美の寝ているところに進入し、犯してしまうもの。
隣に旦那が寝ていて、いつ起きるか分からない中ってのが燃えるのですよ。
NTLには旦那が出てこないとって思うだけに、これは良かったです。
それ以上に新鮮で良かったのが、診察室でのシーンです。
カーテンで体を遮り、旦那さんからは妻の上半身しか見えないわけですね。
そして、旦那は診察を受けている妻を一生懸命に応援している。
他方で、カーテンの先の下半身部分では、診察の名の下に弄られ、最後は挿入されてしまうわけです。
この光景は最高でした。
ここ数年でも最高レベルにツボにきたシチュエーションでした。
ストーリーというか、広い意味ではシチュの範囲に含まれるのでしょうが、2本あるメインストーリーの1本では主人公の悪戯がばれてしまい、旦那にぼこられてしまいます。
警察沙汰にされたくない咲美が毎日看病に来ることになり、この看病の日々の描写が結構なウェイトを占めることになります。
最初は嫌がっていた咲美が次第に直接ナニを掴んでくれたり、看病される側の恥ずかしさや逆に看病する側の恥ずかしさが絶妙で、見ていてついニヤニヤしてしまうことも。
ここも広い意味では羞恥系好きな人向きなんでしょうね。
<グラフィックその他>
Hシーンや診察で胸がプルルンと動くシーンなどはアニメで表現され、この部分は近年のエルフお得意の分野でもあるだけに、いつも通り良く出来ていたのかなと思います。
他方で、差分を除いたCGの数は30枚であり、価格を考慮しても若干少なめではないでしょうか。
グラフィック全体としては高品質だけど、量に物足りなさが残る印象を受けました。
<総合>
個々のシーンやテキストは非常に良い部分もあるものの、とにかく絶対的にボリュームが足りない作品でした。
例え1シーンであっても、他にはない、この部分にお金を出せるって感覚が、ユーザー側にあるか否か。
そういう同人作品を買うようなノリで買える人ならば、満足できる可能性は高まるでしょう。
逆にある程度のボリュームを求めてしまう人だと、スルーした方が賢明なのかなと思ったりもします。
前作と比較してしまうといろいろ不満も出てきてしまうのですが、羞恥系が大好きな上に、この系統で楽しめる作品の絶対数が少ないこともあり、個人的には元を取るほどには楽しめたと思います。
一応大枠では寝取り系の作品とされることが多いと思うのですが、満足できるか否かは羞恥系の属性を有しているか否かにかかってくるのかなと感じた作品でした。
まぁせっかく魅力的なキャラを作ったのですから、できれば早く続編を作って欲しいものです。
そしてそれ以上に、このライターにはフルプライスの新作を作って欲しいですね。
ランク:C(佳作)
販売は以下のダウンロード専用になります。

Last Updated on 2024-04-18 by katan


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