妻しぼり

2006

『妻しぼり』は2006年にWIN用として、アリスソフトから発売されました。

人妻特化ゲームを代表する作品の1つですね。
ちょも山さんの絵が最高でした。

<概要>

あらすじ・・・大学卒業を間近に控えた心羽幸介は、彼女もいなければ、浮いた話の一つさえないような、女性とは無縁の生活を過ごしていた。
そんなある日、業を煮やした父親に、見合い話を持ちかけられて、半強制的に見合い相手と同棲することになる。
二人の監視役としてやってきた咲良(姉)と、お見合い相手の円(妹)。
美人姉妹と奇妙な同棲生活が始まった。

商品紹介・・・姉妹との同棲生活を楽しみながら、自分の妻となる相手を決めることが目的になります。
ストーリーが進んでいくと、様々な行動ができるようになります。
姉妹との関係を保ちながら、将来を共にするパートナーを選びます。
姉妹との甘い生活に浸るか、外に出て浮気に没頭するかはプレイヤー次第です。

<感想>

あらすじだけを見ると、お見合い相手の子がメインかと思いそうです。
しかし、姉の咲良をはじめとして、他にも人妻や熟女が多く登場し、比重も大きくなっていますので、人妻・熟女ものと考えるべきなのしょう。

ところで、2006年を振り返ってみた場合、アダルトゲームにとってこの年はどういった年だったのでしょうか。
単発では傑作と呼べるような作品も出ています。
例えば、『EXTRAVAGANZA』とか『戦国ランス』とかですね。
でも、これらは2006年のイメージとはちょっと違う気がします。

この年は、主流である萌えゲー好きにも厳しい年だったかと思います。
私的には萌えゲーの全盛期も過ぎて、下り坂になり始めた年ってイメージすらありますしね。
じゃあ、一部の傑作を除いて全てが下り坂だったかというと、決してそうでもないかと思います。

私の好きなジャンルの一つでもある人妻・熟女物やNTR・NTL物なんかは、例年になく良作が多かった年だったと思うからです。
そのため、2006年のイメージというと、私はこうしたイメージが非常に強くなるんですよね。

もっとも、全体的なイメージとしてはそうなのですが、昨年からの流れもあって、この手のジャンルの良作は低価格商品が多かたわけでして。
それ故、良作ではあっても小規模な作品ばかりでした。
名作と言い切るには何か一つ物足りない作品ばっかなんですよね。

内容を保ちつつフルプライス作品としてボリュームも保ってるとなると、案外この『妻しぼり』くらいしかないのかなとも思ったり。
そういうわけですので、本作は単独でも優れた人妻物でありNTR物でもあるのですが、それに加えて2006年を象徴する意味合いもあるのかなって、個人的には感じるんですよね。

ところで、本作のシナリオはTAMAMIさんです。
アリスにしては珍しく、外注って形になります。

TAMAMIさんといえば、あの名作『好き好き大好き』(SSD)のライターですね。
SSDのレベルで人妻物が楽しめるのか~って、発売前は凄く期待したのですが、実際は期待ほどではなかったのかなと。
いや、十分に良くは出来ていたんですよ。
ここでこうして名作として紹介するくらいだから、同系統の他のゲームよりずっと楽しめてはいます。
ただ、私はSSDを知ってますからね。
SSDにおけるTAMAMIさんの仕事を非常に高く評価していますので、その分求めるものも凄く高くなっちゃうんです。
そしてストーリーの1点に限るならば、本作はSSD程のキレはなかったかなってだけで。
ここら辺は、次回作があったら期待したいものですね。

<ゲームデザイン>

ゲームシステムは、ノベル系ADVの亜種で、マップ選択式のADVになるでしょうか。
若干SLGっぽいところもあってややこしいですが、基本的にはADVと捉えて大丈夫でしょう。
こういう複合的な構造は、アリスらしいとも言えますね。

システム的には単純なノベルよりはマシだけど、それ程良く出来てるものでもないですかね。
まぁ、この手は久しぶりだったので私は楽しめましたが、面倒なのは嫌って人は合わない場合も出てくるかもしれません。

<グラフィック>

原画はちょも山さん。
今回は、特に良かったですね~
もともと肉感的な絵が魅力だったので、本作のような人妻や熟女が出てくるゲームにはピッタリでした。

そもそも、従来はやや癖があったのも確かで、私は好きだったけど一般的にはどうなのかなって面もありました。
ところが本作ではマイルドになり、かなり一般受けする絵柄になったと思います。
それでいて肉感的な部分も残っていますからね、大分化けたな~って感じがしたものです。

<評価>

総合的に、ややパンチやキレが欠けてるかなとは思うものの、それはこの制作陣ならと期待が大きかったこともあるので、作品としては全ての面で高水準に纏まった作品と言えますし、名作といえるでしょう。

特にこの手のジャンルにはこれといった代表作がなく、小規模な一点特化タイプばかりだったこともあって、個々人の好み次第って面が強かったですからね。
ようやく挑戦してみたい初心者にも、安心してオススメできる作品が出てきたなって感じがしました。
エロくて、ゲームとしてもそこそこ遊べて、総合力の高い人妻ものをプレイしてみたいならば、本作はオススメですね。

ランク:A-(名作)

ダウンロード版

Last Updated on 2026-02-23 by katan

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