『虐襲3』は、2008年にWIN用としてANIMから発売されました。
シリーズ3作目。このシリーズは、この作品から化けた感じがしますね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
悪政が祟り、帝国打倒を掲げる「モクゾース反乱軍」によって滅ぼされようとしている「ギラン帝国」。
帝国最後の皇帝である‘サラド・オ・クルセード’(主人公)は、モクゾースの赤い獅子‘アイラス・ランドクルス’と、碧い豹‘ミミィ・フェイミン’、二人が率いる軍に連敗を喫し、南の孤島「ジョビル島」へと逃げ延びた。
――一目見た時から凛々しいアイラスに恋い焦がれ、その女体を貪り尽くしたいとの劣情に駆られていたサラド。
しかし、兵は絶え、将を失い、己の命さえも赤き獅子に消されようとしていた。
だが、彼の前にあどけない顔をした少女‘ギャリコ’が現れ、とある条件と引き換えに「触手」と「蟲」を操る力を与え、アイラスをモノにする手助けをすると言う…。
<感想>
アダルトゲーム、その中でも陵辱ものと呼ばれるジャンルは、数も一杯ありますよね。
簡単に言えば、主人公がヒロインを無理やり襲うわけです。
確かに出ている数は多い・・・
しかし、そのほとんどに共通する不満があります。
主人公がヒロインを無理やり犯す。
問題はここから。
ヒロインがすぐに堕ちちゃうんですよね。
まともな抵抗もしない。
犯されたら、あっという間に従順に・・・
何か、ユーザー馬鹿にしてんのかと問いただしたくなるような、急転直下の展開ばかりなんですよね。
その安直さが、いわゆるシナリオ重視派や感動系好きに馬鹿にされる原因だったりするわけで。
ヒロインが何度陵辱されても必死に抵抗し続ける、場合によっては最後まで心だけは開かない。
ハッピーENDでは心開くも、徐々に変化していく様子が描かれ、ENDまでの過程に無理がない。
そういうゲームを望んでいたのですが、なかなかなかったんですよ。
そういう意味でこの『虐襲3』は、その願望を満たしてくれた素晴らしい作品だったのです。
またストーリー自体も結構良かったですね。
上述の必死に抗い続けるヒロインの心理の変化を上手く表現できた点が、まずはこの作品の最大の特徴となるのでしょう。
しかしそれだけに留まらず、サブのギャリコとのENDもぐっときましたしね。
次にシステム面ですが、ENDも多数あり、それでいてチャートが用意されてるので、ストレスなくかなり遊べましたね。
他方で、賛否分かれうるとしたら、それはグラフィックになるでしょうか。
ヒロインの陥没乳首というのが、なんともマニアックというか、好みが分かれそうですね。
蟲がヒロインを襲う場面も多く、私は大丈夫でしたが、人によってはちょっと・・・って人もいるかもしれません。
ただ解像度が非常に高いので、凄く綺麗(その分キモイがw)でした。
ストーリーと並ぶ本作の特徴はサウンドにあります。
今年プレイしたANIMのゲームはこれで2本目。
自分が1つのブランドの作品を1年に2本以上やるのは稀ですからね。
その2作品に共通するのが、FBGV(フレキシブルバックグラウンドボイス)。
簡単に言えば、エロシーンの間中途切れることなくあえいでくれてるんですが、これが半端ない。
設定が非常に細かく出来るようになっているのです。
各プレイヤーの好みのままにって感じです。
これは一度体験してみないと解らないかもですけどね。
この分野に関しては、ANIMは他社を一歩リードしているのではないかと。
<評価>
総合では名作に近い良作とします。
最初は名作扱いでも良いかなと思いましたが、ちょっとマニアックな属性を扱いつつも、他方でそのマイナー属性に関心のない人まで新たな性癖に目覚めさせるほどの突き抜けたものまではなかったのかなと思いますので。
それにしても、この年は陵辱ものに当たりが多いですね。
その中でも本作は、今のところ頭ひとつ抜けてるのではないでしょうか。
属性の関係で合う合わないはあるでしょうが、そこさえクリアできれば、おすすめの作品といえるでしょう。
ランク:B(良作)

Last Updated on 2026-10-12 by katan



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