『「結(ゆい)」 ~忘れられた少女~』は2016年にWIN用として、Polymation Gamesから発売されました。
時代はロリババァですね。
ヒロインの可愛さが際立った作品でした。
<概要>
ゲームジャンルは3DADVになります。
あらすじ・・・
2015年5月上旬……春から夏へ季節が変わる頃……
不思議な縁で訪れた小さな神社での出来事……
人生に疲れきった、さえないおっさん(30代後半)と、幼い少女が出会う……
・ヒロイン
見た目11歳位
黒髪ロングで赤い瞳、エッチ可愛い着物姿(ちっぱい)で、なんだか偉そうな態度でジジイ言葉で話す不思議な少女(○女?)
<総論>
どうやら今年は、ロリババァ専門誌も発売されるようで。
2016年創刊予定とあるので、これを書いている時はまだ発売されてないけれど、この記事の掲載とどっちが先になるかは微妙なところですね。
私が最初にロリババァ属性に目覚めたのは、三只眼(パールバティ)になるのでしょうか。
個人的には好きなんだけれど、ようやく時代が追い付いてきたってところでしょうか。
とりあえず、ロリババァ属性好きには楽しみな一年ではあります。
さて、そうした時代の流れは関係ないのでしょうが、奇しくもロリババァ特化の優れた作品が発売されており、それが『「結(ゆい)」 ~忘れられた少女~』になります。
<ゲームデザイン・グラフィック>
ゲームジャンルは3DのADVになります。
公式ではリアルタイム3Dアドベンチャーゲームとなっているけれど、あまりリアルタイムを活かした要素はなかったような。
普通の3DADVと捉えた方が良いと思います。
インディーズ系の洋ADVではオープンワールド系が流行っていますが、本作はそこまでは広くはありません。
ちょっとした移動を3D空間で行って、ムービーシーンになってというのを繰り返すことで進行しますので、一昔前の表現でいうところの、インタラクティブムービーが一番近いように思いますね。
3Dとしての出来ないしゲーム部分の出来は、同人としては頑張っているものの、洋ゲーとかと比べると劣っているのは確かなのでしょう。
じゃあ3Dに意味がないのかというと、そうでもなくて、そもそも本作において3Dの出来やゲーム部分の出来の良し悪しは、必ずしも一番大事な要素ではないんですよね。
ヒロインであるロリババァの可愛さを表現するのが一番の肝であり、本作のやや拙さの残る3D表現も、ヒロインの可愛さを強調する観点からは十分に貢献しているのです。
つまり本作において、このグラフィックやゲームデザインは、単体では秀でているとは言えないかもしれないけれど、作品の中枢部分を補い支えている点で貢献しているのであり、作品と上手くマッチしていると言えるのでしょう。
よって、結論としては、この手法で正解だったと思います。
<感想>
本作は、ヒロインの可愛さを堪能するのが一番のメインになります。
そしてそれ以外の要素は、ヒロインの可愛さを引き立たせるためのものでしかありません。
ただし、そうした従的な役割として考えた場合、各要素はヒロインの可愛さを引き出すのに十分に貢献していたように、個人的には感じました。
ストーリーにしても、それだけ読んで凄いというものでもないのでしょう。
しかし、無駄なくテンポ良く進みつつ、適度に謎を散りばめ、とりあえず先を読み進めたいという気にさせつつ、その中でヒロインの可愛さにつなげているわけでして。
ヒロインの魅力を引き出すという観点からは、十分なシナリオとは言えますし、満足もするのです。
<評価>
本作は、個々の要素だけをみるならば、確かにいろいろ粗さの残る作品ではあるのでしょう。
しかし、全ての要素がヒロインの魅力を引き出すことにつながっており、個々の部分を取り出してみると粗さが見えるにもかかわらず、全体を通してみると非常に纏まった印象を受けました。
何を作りたくて、そのためにどうしたのかがハッキリ見えるから、プレイしていても非常に心地良かったですね。
こういう作品は、私は好きです。
評価という観点からは点の伸びにくい作品ではあるのですが、個人的にはプレイしていて心地よかったし、プレイして良かったなと。
現時点では今年最高のロリババァであり、ロリババァ好きはとりあえず本作はやっておけと言いたくなりますし、ランク以上に主観的に好きな作品でした。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-08-22 by katan



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