『ゼノサーガ エピソードⅢ ツァラトゥストラはかく語りき』は、2006年にPS2用として当時のナムコから発売されたRPGです。
開発はモノリスソフトですね。
『ゼノギアス』は、私にとって最高のRPGでした。
それ故に『ゼノサーガ』の発表を聞いて時は、狂喜乱舞したものです。
2002年に発売されたエピソード1を購入したのも、そんな理由からでした。
<感想>
結論から先に言っておきますが、『ゼノギアス』と『ゼノサーガ』は全く関係ありません。
『ゼノギアス』の制作陣が他社に移って作った作品なので、公式的には否定せざるを得ないっていう大人の事情だけで、実は関係が・・・ってのを期待してたんですけどね。
どうやら私の期待は期待のままで終わってしまったみたいです。
『ゼノギアス』は、設定資料集によるとエピソードⅠ~Ⅵまであります。
『ゼノギアス』本編はエピソードⅤを主な舞台としつつ、Ⅱ~Ⅳまでを回想録という形で扱っています。
つまり設定上は『ゼノギアス』の後日談であるⅥと、以前の話であるⅠが手付かずで残っているわけです。
そのⅠとⅥにあたる話が、会社が代わった事で使えなくなりました。
制作陣は当然、Ⅰにあたる話のネタも多数用意していたでしょう。
ギアスの過去編としてのⅠは作れなくなったとしても、せっかく用意してたネタ全部をパーにする馬鹿はいませんからね。
小説家だって、あっちで使う予定だったネタをこっちで使ったってのは、よくある話ですし。
したがって、用意していたⅠ用のネタを使いつつ新規のゲームとして作られたのが、『ゼノサーガ』なのでしょう。
まぁ、そういう経緯がありますからね。
ギアスとは関係がないとは言っても、ギアスのEPⅠが制作されてたら使われてたであろうネタも満載なはず。
誤解を生じても仕方ないでしょうね。
ギアスの制作陣は、釣りと言っては聞こえは悪いですが、パロディーネタをあえて分かるように提示する傾向がありました。
ライトなオタは一部の知ってるネタに過剰反応して「~のパクリ」と叫び、コアなオタは随所に散りばめられたネタに、ニヤニヤしながら楽しんだものです。
ギアスのファン的に、このシリーズを楽しむには、今回もその手法が良いのではないでしょうか。
例え直接の繋がりはなくても、もしEPⅠが作られてたらこのネタは使われてたんじゃないかなって、ネタをピックアップしながら楽しみつつギアスを回想して懐かしむ。
そうする事で、自分の中のギアス感も補完されるかもしれないですしね。
それはそれで中々に良いものだと思いますよ。
って、完全にギアスのファン的サーガ観になってしまいましたね。
本作は2002年から続いたシリーズの完結編ですので、本来ならば1からやるのが正しいのでしょう。
まぁ一応ゲーム内で説明がなされてるので、本作だけでも何とかなるでしょうけどね。
ただ、1からやった方が思い入れは強くなるだけであって。
あるいは1をプレイして、評判の悪い2を飛ばして本作をプレイするというのもありかもしれません。
もともとグラフィックとストーリーに重点を置いたシリーズですからね。
ムービーを見ている時間は、他のRPGに比べて桁違いに長いです。
通常のRPGが戦闘の合間に時々ムービーなのに対し、本作は長いムービーの合間に時々戦闘って感じすらあります。
そのため、RPGは戦闘だよって人は避けた方が賢明でしょう。
逆にムービー好きには、本作はうってつけでしょうね。
肝心のグラフィックは、2002年の1から確実に進化しています。
ただ、2002年の時は世界でもトップクラスに位置していたけれど、本作発売時には既に箱○とかがありましたからね。
相対的には2002年ほどの位置にはないでしょうね。
ストーリーも『ゼノギアス』と比べると中身が薄すぎる気もしますが、これはこれと単独で見れば案外楽しめたりします。
ラストは結構盛り上がるので、長かったこのシリーズも遂に完結か~って思うと、意外とジ~ンってきちゃったりも。
<評価>
ここまでムービーに特化したRPGってなかったですからね。
良くも悪くも明確な特徴とは言えるでしょう。
それにここ数年、ストーリーで楽しんだRPGが少なかったのでその点も重視して、総合でも名作として判断しました。
それにしても・・・本作はちょっとキリストネタなんですよね。
「ダ・ヴィンチ・コード」は揉めたらしいけれど、これは大丈夫だったのかな?
こっちの方が考えようによってはもっとヤバイ気がするんですけど・・・
99年の『Gabriel Knight3』が平気だったんだから、ゲームに対しては寛容なんでしょうかね。
最後に。
結局一番楽しかったのは、1の発売前のデモディスクを見てた時期だったのかなとも思ったり。
あのディスクは音楽も最高でしたし。
すっごくワクワクして待っていたのは、今となっては良い思い出です・・・
ランク:A(名作)

Last Updated on 2026-02-18 by katan


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