『鉄と裸II ~敗北の女帝~』は2018年にWIN用として、つるみくから発売されました。
シリーズ第2弾になります。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・聖王国【オースティン】の陥落───。
この出来事は、同時に古の大魔術師【アシュレイ=ガーランド】の復活を全世界に知らしめた。伝説の魔術師の存在を、もはや御伽噺のようにしか捉えていなかった現代の人々は、聖王国のみならず瞬く間に宗教国家【アストリア】や【蜃気楼の森】のエルフの集落までも落とされたと聞いて、その脅威を改めて実感させられ、危機意識を募らせる。
今更世界各国がすぐ一つに纏まるなど極めて難しく、世界は混沌とした様相を呈していた。
しかしこの男にとって侵略や世界征服は本来手段の一つに過ぎず、むしろ面倒事なのである。
どれほどの努力と研鑽を積み重ねてもいまだ解決の糸口が見出せない、生来抱える欠陥。
それを克服するため、種族の壁を取り払って交配を進め、新たな生態系を生み出す事こそが目的なのだ。
そんな中、聖王国より西に位置する女性上位の帝国【ガレス】が軍備の拡大を進めているという情報を掴む。
【ガレス】は独自に研究開発が行われていたという人造亜人なるものが完成した事がキッカケらしいと知ったアシュレイは、聖王国を忠実な下僕達に任せ、その研究そのものに興味を持って独自行動を開始する───。
<感想>
前作はあまり楽しめなかったのですが、つるみく作品は好きな作品も多く、ファンタジーのノベルゲーも決して多くないこと等から、興味を持った作品でした。
こういう設定の同人ゲーとかですと、舞台がファンタジー世界というだけで、ストーリーらしきストーリーはなく、ほとんどエロシーンばかりというものも少なくありません。
本作は、そうした露骨な抜きゲーとは異なり、ストーリーもしっかりと描かれています。
その中で、ヒロインらを陵辱するシーンが多数含まれており、ストーリーもエロも楽しめるというタイプの作品になります。
こういった作品は最近は少ないということもあり、好きな人は好きな作品だろうなと思いました。
ただ、個人的には、結構な時間を割いているはずのストーリーが楽しめず、Hシーンも普通という印象しか抱けなかったことから、全体としても印象の薄い作品となってしまいました。
つるみくであれば、もう少し濃い作品にできたと思うだけに、少し残念でしたね。
<評価>
結果的にはストーリーもエロも中途半端であり、どっちつかずな作品ということで、総合では凡作とします。
個人的には上記のとおりとなるのですが、ファンタジー系でストーリーに一定の量を割きつつ、陵辱系のエロを多数入れてくる作品って、今はあまりないですからね。
この手の作品が好きならば、検討してみる価値はあるのではないでしょうか。
ランク:D(凡作)
Last Updated on 2024-08-14 by katan