『らぶらぶボイン 高飛車の巨乳』は2006年にWIN用として、flapから発売されました。
鏡裕之さんがシナリオを担当したので興味を持ったのですが、『Love Split』コンビの作品と言った方が早いですね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
完全に一本道の作品ですね。
あらすじ・・・
春風学園に入ったばかりの主人公は、女の子との交際暦のないアニメ少年。
ある日、初めて見に行ったコスプレ会場で、爆乳コスプレイヤーに一目惚れしてしまう。
それから数日後、友人の天宮修平宅に遊びに行った星也は、そこで一目惚れした女の子との再会を果たすのだった。
彼女は修平の姉で名前を聖里香といった。
感極まって、思わず交際を申し込んでしまった星也だったが、彼女から返ってきた返事は「あなた、生意気よ」という冷たい言葉と、熱い平手打ちだった。
あっさり振られてしまった星也は、彼女への想いを断ち切ろうとするが…。
<感想>
本作は、鏡裕之さんがシナリオを担当しています。
時系列がぐちゃぐちゃになってしまうのですが、鏡さんの手がけた作品のうち、90年代の頃の作品は全く楽しめなかったのに対し、2009年の『巨乳ファンタジー』は凄く面白かったわけでして。
劣化することが圧倒的に多いアダルトゲームのライターにしては珍しく、明らかに進化しているタイプなんですね。
ただ、私は『巨乳ファンタジー』に至るまでの途中の作品を一時期プレイしておらず、未プレイの中に面白いものがあったのではないかと思い、それでライターの過去作を漁った時期がありました。
たぶんゼロ年代前半の代表作となると、『Love Split ~5番目の季節~』(2004)辺りなのかなと思いますが、それは結構面白かったわけでして。
じゃあ、それより新しい本作なら、もっと楽しめるのではと期待したわけです。
本作のヒロインは高飛車な性格という設定で、キャラデザも好みだなと思っていたら、原画も『Love Split』の人だったようでして。
ブランドこそ違っているものの、『Love Split』コンビによる新作が本作となるわけですね。
『Love Split』の時もサンプル絵が良いなと思ったのですが、実際のグラフィックは、確かに良い物は非常に良かったものの、たまに非常に崩れたCGもあって、落差の激しい原画という印象がありました。
本作では特に崩れた印象はないので、好みの絵柄のまま少し安定してきたように思うわけで、ライターだけでなく原画も成長したんだねと、しみじみ思ったりも。
というわけで、グラフィックは概ね良かったのですが、問題があるとすれば、肝心のシナリオですね。
本作は「らぶらぶボインシリーズ」第2弾として発売され、このライターらしい巨乳に特化した作品になっています。
エロの観点からは、巨乳好きほど楽しめるでしょう。
他方で、本作は高飛車なヒロインが特徴なのですが、この点は少し期待していたのと違ったのかなと。
高飛車なヒロインということで勝手にお嬢様タイプを期待していたし、お嬢様ゆえの気位の高さくる高飛車なら好きなんですけどね。
本作のヒロインが高飛車なのは、単にコミュ障で高飛車っぽく振る舞わざるを得ないってだけなんですよね。
もちろん、これも一つの高飛車の形であり、後は好みの問題と言われればそれまでなのだけれど、高飛車ヒロインと言われて期待するのとは少し違うよなって印象でした。
もし同じ様な期待をして検討する人がいるならば、この点は注意が必要でしょうね。
<評価>
テキストは楽しめますし、決して悪い作品ではないのですけどね。
何かちょっと違うよなと思ってしまい、あえてプレイするまでもなかったかなということで、総合でも凡作としておきます。
まぁ、女の内面なんか関係ねぇ、巨乳さえあればOKという強者なら、その点に関してはこだわった作品だけに、楽しめると思いますけどね。
ランク:D(凡作)

Last Updated on 2026-02-22 by katan


コメント