『少女』は1998年にWIN用として、きゅろっとから発売されました。
「ろりレベル」の判定が話題になった、きゅろっとの最後の作品でしたね。
<感想>
主人公は義理の妹と、その友達の家庭教師となり、その少女らに手を出していくとう内容のADVです。
シンプルすぎるタイトルからも分るように、ヒロインは皆、炉利なキャラです。
内容は普通に楽しめるって感じのものなのだけれど、何より一番の特徴は導入部分なのでしょうね。
本作は最初に「ろりレベル」の判定があり、このレベルが高いほど、見られるCGも増えました。
まぁ、結局高いレベルでないとプレイする気にならないので、あまりゲーム的には意味がないかもしれませんが、初プレイ時は楽しいですよね。
お前のろりレベルは幾つだって出されるわけですから。
こういう試み自体は良いと思います。
<評価>
きゅろっとは炉利専門のブランドで、デビュー作だった『Oh! きつねさま』は話題性も評判も良く、次の『Making Candy』も凄く良い出来だったんですけどね。
それらと比べると、少しトーンダウンした感は否めないのかな。
何より、タイトルからして意欲が感じられないし。
まぁネタにもなるし、エロゲ仲間のいる人は盛り上がれたでしょうから、今作も話題性自体はあったと思うし、出来も悪い作品ではないんですけどね。
『夢のクレヨン王国』(1997~1999)
『カードキャプターさくら』(1998~2000)
『おジャ魔女どれみ』(1999~2003)・・・と、1999年のアニメは炉利歓喜の年と思っていますが、これらを中高生として見ていた層がエロゲデビューするのは、当然もう少し先になりますからね。
本作を含め、きゅろっと作品は本格的な炉利ブームより前なわけで、3作で終わるのは勿体ないというか、もう少し待てば時代が後押ししたんじゃないかなと、「ン・パカ ン・パカ~」と口ずさみながら思ったものでした。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-12-30 by katan